風花・・・・・
物知りなあいつから
むかし、おそわった・・・・
”晴天に、花びらが舞うようにちらつく雪”
を、風花って言うんだよ!
キラキラして綺麗なんだ!
ある一定の条件でしか見られない・・・
だから・・・・、
今日は奇跡の日かもしれない!”
そう言ってすごく嬉しそうに
話していたっけ・・・(笑)
あれから何年たったかな・・・
ずっと見ているからわかるんだ
毎日視線を交わすだけで伝わる
あいつの想い
知らずに済んだなら
どんなにか楽だったろう
・・・・(笑)
とくに・・・
完璧なあいつが時折見せる
ポンコツっぷりがとてつもなく
愛おしくて
一番のツボ・・・
他の奴らに指摘されるまで
俺自身も気づかなかった
素の笑顔ってやつで
・・・・・あいつを見ているらしい
無意識は・・・怖いな(苦笑)
あいつの
柔らかな瞳に映る俺を探すのが
唯一の贅沢
これ以上は望まない
側にいられれば・・・それでいい
それ以上は
バチが当たる・・・から
寒いのは苦手だが
白い世界は嫌いじゃない
儚くも柔らかく吹く風に乗って
白い華が舞う
陽に当たりキラキラと輝きながら
風花・・・・
覚えたよ、たぶん一生忘れない
忘れないよ・・・・



