ん・・・・・・・・・・・・。
やっぱ・・・・寒いの苦手
暑苦しい顔が懐かしい
元気にしてるかな
すぐにでも探し出して会いに来るかと
思っていたのに
案外律儀な性格だったんだな
離れてみるとよくわかる
どれだけ自分が心の支えにしていたのかが
あの日、最後に会えた日
翔くんが待ってるって言ってくれた
それだけでここまで頑張ってこれた
その一言が俺の原動力になるんだよ
隣にいてくれたらもっとすごいことが
出来そうな気がする
そんな事を考えながら毎日過ごすんだ
夏にそっちに帰えれたら
・・・・・・いや、絶対に帰るんだけど
また一緒に飲んでくれるかな?
酒飲み過ぎて肝心なこと言い忘れたから
きちんと伝えるから
さすがに素面じゃ勇気が出ない
まだね・・・・・
翔くんと同じ背格好の人をみると
ドキッとするんだ
翔くんがいるのかと思って
声かけてる自分がいる
人見知りなのに凄いことしてるでしょ?
それくらい翔くんの影響ってでかいんだ(笑)
翔くん・・・・・
特に寒い日は翔くんが恋しい
うざったいくらい隣で纏わりついてて欲しいよ
ん?・・・・・・・・・・・あの人
日本人かな?
ふふっ、いるはずないのに
また俺は声をかけるんだ
もしも・・・・・
なんてことありえないけれど
奇跡のように出会えたら
俺きっと抱きしめると思う
そんで、離せなくなる
息が真っ白になるくらい寒い日は
翔くんの思い出ごと抱きしめるんだ
少しでも温まれるように
健気だろ?俺って・・・・(苦笑)
「Excuse me・・・・・・、あっ、」
「What’s the matter?・・・えっ、」
奇跡・・・・・起きちゃった
翔くんめがけて駆け出していた
今日俺は・・・・・冬を抱きしめる(笑)



