こちらでも、あちらでも読めますので
お好きな方でどうぞ。
「・・・・・んっ・・・っふ・・・」
強いアルコールの吐息が鼻先をかすめる
その中に遅れて香る翔くんの匂い
あぁ・・・・・眩暈がしそうだ
気の遠くなるようなkissは今までも
幾人かと経験してきたつもりだった・・・・・だけど
翔くんのそれは・・・・・想像をはるかに超えるものだった
柔らかく包みこむかと思えば
激しく吸い上げられて
まるで・・・・ジェットコースターのように
浮き沈む・・・・・
いつものような少し冷めた自分なんて
存在しない・・・・
求められるままに応じる
「・・・・んぁ、しょう・・っ・・・くん・・・ちょっ、・・・ぁぁ・・・んっ」
少しだけ声をあげると・・・・
引きよせた腕に力が入る
ざらつく舌触りが肌をめぐる度にゾクリと背中に痺れが走る
腰にまわされていた手がいつの間にか臀部にあてがわれ
器用に円を描きながらさらに引き寄せてくる
堅くなっている中心が腹に感じたとき解放された唇から
低い声で発せられる俺の名前・・・・
疼きだす身体は正直で・・・・
翔くんの下部にその形が当たりだす
ニヤリと笑い再び唇に戻る翔くんの舌先は
爽やかなミントの味がするのに
淫らに動き巡る・・・・爬虫類みたい
あぁ・・・・・いい
待ち望んでいたんだ・・・・翔くん
ずっと・・・・
ずっと・・・・・
・・・・・・・狙っていたんだよ、俺(微笑)
爽やかなミントはいつの間にか熱を帯び
甘い蜜を流し出す
収まらない情交は我を忘れるほどに
ねっとり絡みつき時折歯があったる音が
二人をさらに煽っていく
夢中で追い続けるうちに
余裕の無い瞳が俺を見つめる
ベルトをもどかしそうに外しながらいつまでも止まない
熱い口づけは・・・・・kissなんて言葉じゃ言い表せない
溶け合うほどに激しく求めてくる・・・・
そして、求めてしまう
荒々しく剥ぎ取るように二人でシャツを脱ぎ捨て
素肌をまさぐるように撫でまわす
整った背筋のくぼみに指が喰い込む
翔くんの指が背骨に沿ってゆっくり這いあがると
小刻みに肩が振るえた
お互いの頬を包み込み貪るように交わす口づけは
間違いなく俺の・・・・記憶に残る
濃厚で淫乱でそれだけで飛びそうになる
最高だよ・・・・翔くん
先に動いたのは翔くん・・・
名残惜しそうにずらしていく唇で俺の顔の輪郭をなぞりだす
身体のラインを確かめながら赤い華を幾つも咲かせていく
勢いを増す俺自身には触れもせず周りから焦らすように舐めまわすんだ
たまんないよ・・・・(苦笑)
そろそろ、声を聞きたいよね・・・・
甘い声を
でも・・・・聞かせてあげない
翔くんの声を先に聞きたいから・・・・・・
臀部をまさぐる手首を掴みそのままソファーに押し倒した
翔くん・・・・
今度は俺の時間だから・・・・
ふふっ

