ふぁ~、
翔ちゃんが大きなあくびを一つ。
最近、夜中に目が醒めると隣にいるはずの
イケメンがいないことに気付く
眠さに負けてそのまま眠りにつくと
朝にはいつもの通り抱き枕状態で
翔ちゃんの腕の中・・・・
だから、少しだけ気にはなるが
あえて何も言わないでいた
それでも続く・・・・・
大きな欠伸・・・・・
「・・・・・・ねぇ、ちゃんと寝てる?」
思わず聞いてみた
すると・・・・・・・
満面の笑みを浮かべて
「寝てるよ、智の寝顔見ながらね」
なんて、恥ずかし気もなく言い放つもんだから
それ以上聞け無くなって・・・・・
・・・・・・・そうだ!、今日は翔ちゃんが眠るまで
起きてればいいんだ
ホントにちゃんと眠っているのか確かめよう!
だから・・・
何とか今日の・・・・夜は離れていないと・・・・・
いつもみたいにつかまるから、
最後は抱きつぶされて・・・(照)
・・・・・・・・・・って、それもなんだか
おかしいよなぁ?
一緒にいれば見ていられるか?
たいてい、終わったあとは先に寝ちゃうから・・・・
それさえ、我慢してればいいか?
そ、そうしよう、うん。
「智、な~に一人で頷いてるんだ?」
「え?あぁ、、、な、なんでもない!」
「ふ~ん。何でもない、ね・・・(笑)」
って、言っても
翔ちゃんには何でだかわかっちゃうんだろうな
なんか、恥ずかしい・・・
言ってる傍から
翔ちゃんの大きな手のひらが背中を這う
ゾクッとするのと同時に身体の奥のほうで
ポッと熱い灯がともる
ほらね、
今僕が何を思っていたかわかってる
意地悪い手のひらは
ゆっくり何度も上下する
「・・・ん、」
くすぐったいのに自由にならない身体
いつの間にか翔ちゃんにホールドされてる
熱い息が耳にかかる
「・・・・今日も、早く眠ろうね?」
・・・・・・・・・。
寝かせてくれない翔ちゃんに
言われたくない・・・・笑
とろけるような口づけは
次第に深く深く絡みつく
そうなるともう・・・
何も考えられなくなる
夜更かしの朝寝坊・・・
贅沢な時間だよね・・・・
あぁ・・・・飛ぶ

