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恋心 Vol・17

 

 

 

「松潤、いいお店だったね、うまかったぁ!」

 

「そう、よかった。」

 

「でも。あれだな、さすがに今日は芸能人に会わなかったな(笑)」

 

「・・・・・いつでも会えるってわけじゃないっしょ!」

 

「よく言うよ、かなりの確率で遭遇ばっかしてんじゃん!」

 

 

少しだけ酔いが回ってコロコロと楽し気に話すリーダーは

 

やっぱり・・・可愛くて

 

 

愛おしい・・・・・・

 

 

 

 

 

 

手放したくはない・・・・

 

 

「ねぇ、これからリーダーの家に行ってもいい?」

 

 

「俺んち?何にもないぞ、油絵臭いし」

 

 

・・・・・・・・・・・・拒否はしないんだ、

 

門前払いかと思ったが、いけるか?

 

「いいよ、ここ俺の奢りだったから、コーヒーでも飲ませてよ」

 

「んあぁ?・・・・変わってるな、何もないって言ってるのに(笑)」

 

 

「・・・・・行ってもいいの?」

 

 

「まぁ、こっから近いしな、って、明日松潤早朝ロケじゃね?」

 

「遅くならないから、直ぐ帰るよ」

 

 

「ならいいけど、俺んちきて遅刻してみろ、何言われるかわかんないからな」

 

遠くを見つめて・・・・柔らかい顔になる

 

 

 

 

 

 

 

 

ふにゃふにゃ顔でそう話すリーダーの脳裏に浮かんだ影が

 

俺を・・・・苛立たせる

 

何かを言う人って・・・・・

 

あの人でしょ?

 

臆病者のずるい人

 

 

何もしないでも・・・・・リーダーの一番深いところに

 

居座る・・・・・ずるい人

 

 

遠慮なんかするもんか

 

 

 

 

 

 

 

翔さん・・・・・・・・・・・・・・