目の前の貴方に

息をのむ・・・・その瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

僕の未来は変わった

 

 

 

光り輝く世界はそれまでの

退屈な毎日から僕を連れ出してくれた

 

 

 

貴方の微笑む視線の先には

必ず僕がいる

 

 

 

 

 

 

 

そんな毎日を夢見て

 

いつまでも変わらない貴方との距離を

恨めしくさえ思っていた

 

 

 

 

 

 

 

貴方は誰からも愛されて

誰にでも・・・愛を返す

それがいつしか僕に別の感情を

与えていった

 

僕もその中の一人に入ってみたいと

 

そうして、いつか僕にも向けて欲しい

 貴方からの一欠片の温もり

 

貴方に触れる人を

貴方が笑いかける人を

僕がどんな想いで見つめているのか

伝えたい

 

いつかきっと

その中でも特別になって

貴方の隣に堂々と立てるように

 

それがいつしか僕の目標に

なっていった

 

そんな感情に名前を付けるとしたら

何になるのだろう?

 

 

憧れ・・・・

 

 

恋・・・・

 

 

恋?

 

 

 

それを認識した瞬間

初めてだらけの感情に戸惑う

込み上げる甘酸っぱい想いとともに・・・・・

 

なぜ、独り占めしたいと思っていたのか

なぜ隣にいたいと思っていたのか

 

 

僕の初恋は

こうして始まったんだ

 

まだ、幼かった僕の大人への階段は

 

貴方が昇らせたんだ

 

 

 

大野さん・・・・貴方が

 

 

 

 

 

 

 

僕の・・・・・