突然、途切れたあなたとの関わり
どこかでひょっこり帰ってくるのではと
わずかな期待を持って玄関の靴を探す
当然あるわけもなく
一体、なにが気に食わなかったのか
考え出せば・・・・あなたを攻めることばかり
思いつくようになっていった
俺は・・・・・なにをしたんだ?
自分の勝手な考えを押し付けるように
さも、あの人が悪いと・・・・
どこかで思っていた自分にようやく気づく
忙しいに事掛けてあの人の話を聞こうとしなかった
寂しそうに笑った顔を今になって思い出す
疲れて帰ってきても
必ず俺のところに顔をだして声を掛けてくれた
見向きもしないで返事だけをしていた自分は・・・・
一体何様だったんだ!!
後から・・・後から・・・沸き起こる
吐き気が出るほどの心の震えが・・・・・
全身から力を奪っていく
キュウキュウと心臓を締め付けるような痛みに
あなたもきっと・・・・耐えていたのだろうか?
うぬぼれでもいい・・・・・俺と同じだったんだと
思いたかった・・・・・
無意識にジャケットを取り
車のキーを掴んでいた
あなた会いに行くために
後先なんて・・・・・考えるまもなく
部屋を飛び出していた・・・・・



