・・・・・・・・・また、難しい話をする

 

俺にはもっと・・・シンプルでいいのに

 

なぜだか翔くんはいつだって確信に触れない・・・・・・・

 

遠回りで・・・・お門違いな話ばかりするんだ

 

 

 

 

頭・・・・堅いんだよ

 

だから・・・・・優等生は扱いずらい

 

俺は・・・・・難しいことなんかわかんないから

 

単刀直入が一番いい

 

 

 

「・・・・・・翔くんの話って・・・・・つまんない。」

 

 

「おい、なんでそうなるの?お前のために俺は、」

 

 

「だから・・・・お前のため、とかっていらないから」

 

 

「なんでだよ、俺はなぁ~・・・」

 

 

 

 

 

 

翔くん・・・・

 

俺は・・・・思った通りに行動したい

 

後悔したくないから

 

だから・・・・・翔くんの話は聞かない

 

聞かない代わりに

 

ご挨拶・・・・・

 

 

・・・・チュッ!!

 

 

 

「んあぁ???、お、お前今何した????」

 

 

 

真っ赤な果実のような唇に指を這わせて

 

今の感触を思いだしているのか?

 

言葉と・・・・・・裏腹な指は

 

もう一度って・・・・言ってるよ(笑)

 

 

「何したって・・・・・キスだけど?」

 

 

「・・・・な、なんでここでそうなるんだよ!!」

 

 

「・・・・・・翔くん、面倒くさい。」

 

 

「はっ??」

 

 

訳の分からない翔くんのことは無視して

 

 

俺は・・・・俺のしたいことをする

 

 

 

・・・・・・・チュッ、・・・・・チュッ、チュッ

 

 

 

「・・・・・・・・(照・照・照)。」

 

 

 

「翔くん・・・・・キス、嫌い??」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかギャァギャァ吠えていたけど

 

結局・・・・嫌いではないらしく

 

俺のしたキスなんかとは比べ物にならないほどの

 

濃厚な・・・・チュウをしてくれた

 

 

だから・・・・・言ってるのに

 

 

難しいことなんか抜きでいいんだって

 

 

スキ・・・・・・・

 

 

 

それだけで充分なんだって・・・・

 

 

少なくても俺にはね(笑)

 

 

 

 

「・・・・・翔くん、俺・・・・・・ね、翔くんが・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

すき💛