「翔くん!!!」








思い切り鼻先で名前を呼ばれ

じっと自分を見つめる瞳に・・・・

思わず体が離れる



「あっ、・・・ご、ゴメン、」


とっさに謝ることしか思い浮かばなかった


全身から火が出そうなくらい身体が熱い


それくらい恥ずかしい事を考えてしまった・・・・



きっと・・・気がついたよね?

なにをしようとしたのか・・・・




いたたまれず・・・俯く






しばらくすると頭の上で聞こえてくる笑い声・・・


クスクスと・・・・可笑しそうに笑っている





・・・・・智くん??




「・・・・んふふっ、今・・・なにしようとしたの?」



「えっ、・・・・あの・・・・なにも・・・」



そんな事言えるわけ無い!


というか・・・完全に


バレてる!!!



「翔くん・・・・・俺ね・・・・」



柔らかい声に変わる智くん


それでも・・・顔を上げることが出来ない



願わくば・・・・


触れてみたいと思った


智くんの・・・・






えっ????




それは突然にやってきた