僕等は・・・・
ずっと一緒だった
春も夏も秋もそして冬も
どんな時もずっと一緒だった
つらいときも悲しいときも
嬉しいときもそして楽しいときも
いつしか・・・・
それがあたりまえの様に感じ
気づけば不可欠な存在へと変わっていった
そう・・・・
誰かが欠けたら、僕等は僕らでは無くなる
そんな希有な絆となって
年を重ねていった
「翔くん・・・・あの・・さっ、・・・・」
「ん?なに、智くん」
「今日の上がりの後って・・・予定ある?」
「・・・・・ある。」
「そ・・・っかぁ~」
そうだよな・・・翔くんは忙しい
僕と違って個人の仕事が増えてきて
時間・・・ないんだった
「・・・・・けど、夜なら・・・空いてるよ・・・」
「へっ?・・・・あぁ、あの・・・いいよ、疲れてるだろう?」
「・・・・智くんから、予定聞かれたの久々だから、無理しても身体空けるよ!」
「か、カラダ??・・・」
「ブッ、はははっ・・・なに?カラダって・・・時間のことね」
「・・・・そ、そんなん、わぁってるよ!!」
カラダ・・・・
翔くんのカラダは
初めてじゃない・・・・・・
一度だけ・・・酔った勢いで絡んでしまったことがある
記憶が正しければ・・・その・・・・
はぁ~・・・・/////
生々しい記憶がよみがえるたびに・・・心臓がバコバコしてくる
おかしいんだ・・・・俺
それ以来・・・翔くんが
眩しい
クスッ・・・・こんなこと誰にも言えないけれどね
結局・・・翔くんからの連絡を待つことになて
それまでの時間これもまた久しぶりに夜の街を散策して見ることにした
風が冷たい!
銀杏が黄色くなってる!
季節は・・・・変わって行く
黙っていても
大通を一本中に入ったところで
雑貨を売っている店を見つけた
中を見ると・・・結構人がいて
少し躊躇したが思い切って覗くことにした
目深に帽子をかぶり直し
気配を消して・・・・そっと忍ぶ(笑)
陳列台をゆっくり見て回る
・・・・ふふっ、翔くんの好きそうなもの一杯ある
さすがに、ヘソピアスはやめたみたいだけれど
耳のピアス・・・は、確かまだ開いていたはず
気づけば翔くんの好きそうなピアスを探していた
周りを気にすることなくずっと眺めていたら
店員さんが声をかけてきた
「どれかお手にとってごらんになりますか?」
「・・・・・あぁ、じゃ、これを・・・」
それは、赤い石がはめ込んである
少しくすんだシルバーのピアスだった
思わず言っちゃったけど・・・・
買う・・・んだよな、きっと、俺・・・(苦笑)
手にとると・・・・やっぱり翔くんに似合いそうで
心なしかウキウキしている自分がいて
妙なテンションで店を出ていた
ポケットに入れた小さな箱
渡す当てのない・・・・小さな箱
でも・・・心はあったか・・・
だからいい、持っているだけで
あったかいから・・・・・
少しして携帯が鳴る
「もしもし・・・翔くん?」
「智くん!!ゴメン、遅くなった、今どこ?」
「・・・・・今ね・・・」
歩きながら翔くんの声を聴いて
これから会えることを喜んでいる自分に気づく
待ち合わせの場所まであと少し
翔くんの顔を見られるまであと少し
翔くんは誘ったわけをきっと聞いてくる
その時・・・何て答えてみようか?
五人から・・・特別な存在になったことを
伝えてみようか?
白目向いて倒れちゃうかな?
翔くんを丸ごと欲しいって・・・・
思ったら、迷わず伝えるんだけど・・・
今の自分はまだ・・・発展途上
自覚したばかりの思いは不安定
だから・・・今はただ・・・隣に居られればいい
眩しい君を見つめるだけで十分!
ただ・・・かけがえのないものを
見つけてしまった喜びはね・・・やっぱり
隠せないんだよ
翔くん・・・・
高鳴る鼓動を抑えつつ・・・
翔くんの待つ店の暖簾をくぐる
俺を見つけると
首を伸ばし、ニコニコ手を振る翔くん
思わずポッケの中の小さな箱を握りしめ
・・・・・いつか、必ずわたすからね!
そう、呟いていた
ずっと一緒だった
春も夏も秋もそして冬も
どんな時もずっと一緒だった
つらいときも悲しいときも
嬉しいときもそして楽しいときも
いつしか・・・・
それがあたりまえの様に感じ
気づけば不可欠な存在へと変わっていった
そう・・・・
誰かが欠けたら、僕等は僕らでは無くなる
そんな希有な絆となって
年を重ねていった
「翔くん・・・・あの・・さっ、・・・・」
「ん?なに、智くん」
「今日の上がりの後って・・・予定ある?」
「・・・・・ある。」
「そ・・・っかぁ~」
そうだよな・・・翔くんは忙しい
僕と違って個人の仕事が増えてきて
時間・・・ないんだった
「・・・・・けど、夜なら・・・空いてるよ・・・」
「へっ?・・・・あぁ、あの・・・いいよ、疲れてるだろう?」
「・・・・智くんから、予定聞かれたの久々だから、無理しても身体空けるよ!」
「か、カラダ??・・・」
「ブッ、はははっ・・・なに?カラダって・・・時間のことね」
「・・・・そ、そんなん、わぁってるよ!!」
カラダ・・・・
翔くんのカラダは
初めてじゃない・・・・・・
一度だけ・・・酔った勢いで絡んでしまったことがある
記憶が正しければ・・・その・・・・
はぁ~・・・・/////
生々しい記憶がよみがえるたびに・・・心臓がバコバコしてくる
おかしいんだ・・・・俺
それ以来・・・翔くんが
眩しい
クスッ・・・・こんなこと誰にも言えないけれどね
結局・・・翔くんからの連絡を待つことになて
それまでの時間これもまた久しぶりに夜の街を散策して見ることにした
風が冷たい!
銀杏が黄色くなってる!
季節は・・・・変わって行く
黙っていても
大通を一本中に入ったところで
雑貨を売っている店を見つけた
中を見ると・・・結構人がいて
少し躊躇したが思い切って覗くことにした
目深に帽子をかぶり直し
気配を消して・・・・そっと忍ぶ(笑)
陳列台をゆっくり見て回る
・・・・ふふっ、翔くんの好きそうなもの一杯ある
さすがに、ヘソピアスはやめたみたいだけれど
耳のピアス・・・は、確かまだ開いていたはず
気づけば翔くんの好きそうなピアスを探していた
周りを気にすることなくずっと眺めていたら
店員さんが声をかけてきた
「どれかお手にとってごらんになりますか?」
「・・・・・あぁ、じゃ、これを・・・」
それは、赤い石がはめ込んである
少しくすんだシルバーのピアスだった
思わず言っちゃったけど・・・・
買う・・・んだよな、きっと、俺・・・(苦笑)
手にとると・・・・やっぱり翔くんに似合いそうで
心なしかウキウキしている自分がいて
妙なテンションで店を出ていた
ポケットに入れた小さな箱
渡す当てのない・・・・小さな箱
でも・・・心はあったか・・・
だからいい、持っているだけで
あったかいから・・・・・
少しして携帯が鳴る
「もしもし・・・翔くん?」
「智くん!!ゴメン、遅くなった、今どこ?」
「・・・・・今ね・・・」
歩きながら翔くんの声を聴いて
これから会えることを喜んでいる自分に気づく
待ち合わせの場所まであと少し
翔くんの顔を見られるまであと少し
翔くんは誘ったわけをきっと聞いてくる
その時・・・何て答えてみようか?
五人から・・・特別な存在になったことを
伝えてみようか?
白目向いて倒れちゃうかな?
翔くんを丸ごと欲しいって・・・・
思ったら、迷わず伝えるんだけど・・・
今の自分はまだ・・・発展途上
自覚したばかりの思いは不安定
だから・・・今はただ・・・隣に居られればいい
眩しい君を見つめるだけで十分!
ただ・・・かけがえのないものを
見つけてしまった喜びはね・・・やっぱり
隠せないんだよ
翔くん・・・・
高鳴る鼓動を抑えつつ・・・
翔くんの待つ店の暖簾をくぐる
俺を見つけると
首を伸ばし、ニコニコ手を振る翔くん
思わずポッケの中の小さな箱を握りしめ
・・・・・いつか、必ずわたすからね!
そう、呟いていた





