夢を見ていた










蒼く漂う冷たい世界に


一筋の光が差し込む



手を伸ばせば届きそうなところに


あなたはいるのに



私の存在に気づくことはない



湧き出る欲望と嫉妬・・・・


愛する想いの強さとあいまって・・・・


あなたを欲している


誰なのかもわからない相手を


ずっと求め続けていた





そして・・・・


ミツケタ・・・・・









あなたを・・・・


いや・・・・あなた方を





私の探し求めていた


一筋の光をこの手にするまで


私は・・・・離れない


この地にとどまり


あなたを我が心に・・・・







夢千一夜の

幕が開く・・・・・



緋色の紐は

蒼く澄んだ水面に浮かび

紫だちたる闇夜に舞う




私が恋に落ちた瞬間・・・・






動き出す輪廻の歯車