翔ちゃんに会える・・・

それだけで、嬉しくなる

単純・・・・(笑)


二宮さんの言う「へんそう」ってどんなんだろう?

店番をしながら・・・考えてみる




思えば・・・・ここに二宮さんが来なかったら

今の僕はいない

翔ちゃんと過ごす事もなく・・・

暗い迷路を一人彷徨っていたかもしれない


キューピットなんだよね・・・

二宮さんは


そんな二宮さんも時々遠くを見つめて

悲しい顔をするときがある

僕の時と一緒・・・










少しだけわかる気がしていた


きっと・・・思う人がいて、その人を思うとき

あの顔をのぞかせるんだ


自分では気づかない

切なくて・・・・ちょっぴり甘酸っぱい顔を







僕は・・・翔ちゃんと出会えた

それは奇跡に近くて・・・

思いが通じたときは泣く程うれしかった

そして・・・初めての夜は

きっと、ずっと忘れられないくらい

優しくて甘い時間だった


今思いだしても・・・身体が熱くなっちゃう





翔ちゃん・・・


本当はね・・・真っ新なままの自分を翔ちゃんに

貰って欲しかった・・・


翔ちゃんは気にしないって言うけれど・・・

僕は・・・翔ちゃんの初めてが気になるんだよ

きっと・・・その中には

翔ちゃんにお似合いの綺麗な女の人だって

いたんだろうし・・・・

幸せが溢れてくると不安もね・・・同じくらい

溢れてしまうんだ・・・・



翔ちゃんに比べればまだ、全然子供。

背伸びしたくはないけれど

相応しい姿でありたいと

願ってしまう


片時も離れたくないって思うのは

我がままなのかな?



翔ちゃん・・・・会いたいなぁ~