慣れ親しんだ隣の気配が突然消えた
言いようのない喪失感が俺を取り巻く
やっと手にしたと思ったのに
あなたはまたどこかへ消えてしまった
俺の思いを置きざりにして
あなたがどこへもいけないように
ぬるま湯につからせたのは俺・・・
あなたが離れていかないように
居心地よくしてきたのも俺
俺がいなければ不安になるように
繋ぎとめてきたのも俺・・・
一人で立ちあがれないほど
依存させてきたはずなのに
いつの間にかあなたに依存していた俺・・・
あなたを失うくらいなら
いっそこのまま二人で・・・・
そんなバカなことまで考えた
それくらい俺にはあなたが必要だったんだ
支える振りをして
寄りかかっていたのは俺
そんな俺をあなたは全て知った上で
身を任せていたのに
気づかなかったのは
己惚れていた俺自身・・・・
もっと早くに気づいて居れば
駆け引きなんてしないで
真っ直ぐに素直な気持ちを
あなたに向けられていたのかな?
あなたといた日々があまりにも
色鮮やかで思い出せば出すほど
輝いていて・・・・
虚しくなる・・・
何も無くなった今、それは急に色あせていく
智くん・・・・
逢いたいよ・・・・
できることならもう一度
出会うことから始めたい
偶然なんかじゃない
必然の出会いを
俺・・・絶対に探し出して見せる
俺のしてきたことを
許してもらえるまで
智くん・・・・
諦めないから・・・・俺
あなたがいなければ何も始まらない
この場所から一歩も動けないんだ
智くん・・・・
俺が変われば
二人の未来は重なるのかな
声が聞きたいよ
智くん・・・・・
