本日も晴天なり!!
結局、外観が気に入っている
このホテルに泊まった
次来るときは、二人で来る!必ず!
そう願いを込めて・・・なんてね・・・
男二人には狭いかな(苦笑)・・・
若手の芸術家って言っても
どう切り崩していくか
難しい・・・
取材する側に知識なんかなくても
話してくれるものなのかな?
一応予習はしてきたが
役に立つかどうか(苦笑)
ADと二人だけの仕事も久々・・・
気が楽っちゃ楽だけど・・・
一発で決めないと相手に失礼だし
テンション上がらないなぁ~
車窓から流れる景色をみながら
ふと、あなたの事を思い出していた
一度だけ絵を描いている姿を見た事があった
真剣に向き合って
まるで絵と会話しているようで
ただ離れたところから
あなたを見ていた
邪魔しないように
ずっと見ていた
あなただけを・・・・
いま、あなたは
どこで何をしているのだろうか?
元気でいるのかな?
覚えてくれているのだろうか?
今でも僕の事を・・・
ここが今日最後の現場
絵画教室・・・
働きながら自分の作品を制作している
若者たちにスポットをあてる・・・・
自分よりも若いのに、しっかりしてる
バイタリティー溢れる姿は世の中の燻ぶった
若者には必見かも・・・
早速取材に入る
気さくでいい人たちばかりだ
このメンバーの中でも一番才能のある人が
遅れてくるとの事
作品を展示しに行っているらしい
後でその場所も案内して貰える
誰かの携帯のメールが鳴る
「大野さん、もうすぐ着くって・・・」
えっ・・・
「大野さんて・・・これから来る人?」
「はい、もうすぐ着くそうです」
まさか・・・ね
チリンチリン~~
ドアベルが鳴り響く・・・・
意味もなく、ただ、ただ
背中に緊張が走る
振り向きたいのに振り向けない
足音がゆっくりと近づいてくる
すぐ後ろまで迫ったときだった
目の前に座っている若者が思わず声を上げる
「お、大野さん?どうしたんです、何かありましたか?」
その声に後押しされ
ゆっくり振り向けば・・・・
あぁ、
間違いない・・・
あなただ
見間違う訳なんてない
ずっと思い描いてきたのだから
あなたも・・・そうなのかな
僕の後ろ姿で気づいてくれたんでしょ?
僕が誰なのかわかってくれた
それだけで、嬉しいよ・・・
あなたが今目の前にいる
大粒の涙を流して僕の・・・・目の前にいる
「・・・・翔・・・・くん?」
「うん・・・・うん」
「本当に、翔くん・・・・?」
「そう・・・だよ」
周りは無言のまま二人の様子を見守っている
静まり返った空間に
二人の声しか聞こえてこない
もし逢えたら・・・
頭ではいろんなことを想像し考えてきた
だけど・・・
実際にこうして目の前のあなたを見たとき
何も浮かんでこない
ただ身体が無意識に動く
あなたを求めて・・・
人がいようが構わなかった
思い切りあなたを抱きしめていた
「・・・智・・・くん、あなたを僕にください」
あなたは何も答えない
だが・・・あなたの腕が僕の背中に回り
キュッと抱きかえしてくれた
それが・・・答えなんだね
あまりの嬉しさで
抱きしめる腕に力が入ると
少し苦しげに僕の名前を呼ぶ
「・・・し、翔・・くん」
「ん?・・・」
「みんなが見てる・・・」
あっ!!!!!
目がハートの若者たち・・・
顎が外れそうな位大きな口を開けて
僕たちを交互に見ているAD・・・・
我にかえり
耳まで真っ赤になる二人に・・・・
なぜか湧き上がる拍手
一人、二人、と増えていった
照れくさい・・・・
が・・・嬉しかった
「待ち人来る・・・か!」
奥から初老の男性が声をかけてきた
「・・・はい。」
短く返事をするあなた・・・
ここでどんなことを話していたのだろう
同性など関係ないくらいに
普通に受け入れてくれている
そしてあなたの人柄に集まった人たち
僕の愛した人は・・・
いや、僕の愛する人は
泣けるくらいに最高にいい男なんだ!
一斉に賑やかになるその場所で
あなたはそっと僕の手を握る
前を向いたまま僕もそれに応える
あなたが小さな声で僕を呼ぶ
振り向く僕に
背伸びをしながら囁く
「翔くん・・・愛してる」
息が止まる
ゴクリと、その息を飲みこむ音が
頭に響く・・・
目を見開けない程見開いて
あなたを見ると
ククッと
弾ける笑顔を僕に向ける
「やっぱり…百面相だ・・・・」
ははっ・・・
仕事になんないや
頭に花火が上がる・・・・
早く二人きりになりたい・・・・
あなたの話が聞きたい!
二人の時間を・・・繋ぎたい
あなたも・・・
ふふっ、
あなたの瞳も同じことを思っている
語らなくても伝わる想い
語らないと伝わらない想い
巡り合えても重ならない時間
離れても重なる時間
再びこうしてあなたに逢えた
奇跡を・・・
僕は運命だと考える
何があっても僕はあなたと伴に
「あなたに触れてもいいですか?」
そう、あなたに囁いてみた
あなたは微笑み答える
「・・・触れるだけでいいの?」
フルフルと、首がもげるくらいに横に振る
「ふふふっ」
「はははっ」
離れた心は・・・いま一つになる
欲しかった二人の笑顔とともに
結局、外観が気に入っている
このホテルに泊まった
次来るときは、二人で来る!必ず!
そう願いを込めて・・・なんてね・・・
男二人には狭いかな(苦笑)・・・
若手の芸術家って言っても
どう切り崩していくか
難しい・・・
取材する側に知識なんかなくても
話してくれるものなのかな?
一応予習はしてきたが
役に立つかどうか(苦笑)
ADと二人だけの仕事も久々・・・
気が楽っちゃ楽だけど・・・
一発で決めないと相手に失礼だし
テンション上がらないなぁ~
車窓から流れる景色をみながら
ふと、あなたの事を思い出していた
一度だけ絵を描いている姿を見た事があった
真剣に向き合って
まるで絵と会話しているようで
ただ離れたところから
あなたを見ていた
邪魔しないように
ずっと見ていた
あなただけを・・・・
いま、あなたは
どこで何をしているのだろうか?
元気でいるのかな?
覚えてくれているのだろうか?
今でも僕の事を・・・
ここが今日最後の現場
絵画教室・・・
働きながら自分の作品を制作している
若者たちにスポットをあてる・・・・
自分よりも若いのに、しっかりしてる
バイタリティー溢れる姿は世の中の燻ぶった
若者には必見かも・・・
早速取材に入る
気さくでいい人たちばかりだ
このメンバーの中でも一番才能のある人が
遅れてくるとの事
作品を展示しに行っているらしい
後でその場所も案内して貰える
誰かの携帯のメールが鳴る
「大野さん、もうすぐ着くって・・・」
えっ・・・
「大野さんて・・・これから来る人?」
「はい、もうすぐ着くそうです」
まさか・・・ね
チリンチリン~~
ドアベルが鳴り響く・・・・
意味もなく、ただ、ただ
背中に緊張が走る
振り向きたいのに振り向けない
足音がゆっくりと近づいてくる
すぐ後ろまで迫ったときだった
目の前に座っている若者が思わず声を上げる
「お、大野さん?どうしたんです、何かありましたか?」
その声に後押しされ
ゆっくり振り向けば・・・・
あぁ、
間違いない・・・
あなただ
見間違う訳なんてない
ずっと思い描いてきたのだから
あなたも・・・そうなのかな
僕の後ろ姿で気づいてくれたんでしょ?
僕が誰なのかわかってくれた
それだけで、嬉しいよ・・・
あなたが今目の前にいる
大粒の涙を流して僕の・・・・目の前にいる
「・・・・翔・・・・くん?」
「うん・・・・うん」
「本当に、翔くん・・・・?」
「そう・・・だよ」
周りは無言のまま二人の様子を見守っている
静まり返った空間に
二人の声しか聞こえてこない
もし逢えたら・・・
頭ではいろんなことを想像し考えてきた
だけど・・・
実際にこうして目の前のあなたを見たとき
何も浮かんでこない
ただ身体が無意識に動く
あなたを求めて・・・
人がいようが構わなかった
思い切りあなたを抱きしめていた
「・・・智・・・くん、あなたを僕にください」
あなたは何も答えない
だが・・・あなたの腕が僕の背中に回り
キュッと抱きかえしてくれた
それが・・・答えなんだね
あまりの嬉しさで
抱きしめる腕に力が入ると
少し苦しげに僕の名前を呼ぶ
「・・・し、翔・・くん」
「ん?・・・」
「みんなが見てる・・・」
あっ!!!!!
目がハートの若者たち・・・
顎が外れそうな位大きな口を開けて
僕たちを交互に見ているAD・・・・
我にかえり
耳まで真っ赤になる二人に・・・・
なぜか湧き上がる拍手
一人、二人、と増えていった
照れくさい・・・・
が・・・嬉しかった
「待ち人来る・・・か!」
奥から初老の男性が声をかけてきた
「・・・はい。」
短く返事をするあなた・・・
ここでどんなことを話していたのだろう
同性など関係ないくらいに
普通に受け入れてくれている
そしてあなたの人柄に集まった人たち
僕の愛した人は・・・
いや、僕の愛する人は
泣けるくらいに最高にいい男なんだ!
一斉に賑やかになるその場所で
あなたはそっと僕の手を握る
前を向いたまま僕もそれに応える
あなたが小さな声で僕を呼ぶ
振り向く僕に
背伸びをしながら囁く
「翔くん・・・愛してる」
息が止まる
ゴクリと、その息を飲みこむ音が
頭に響く・・・
目を見開けない程見開いて
あなたを見ると
ククッと
弾ける笑顔を僕に向ける
「やっぱり…百面相だ・・・・」
ははっ・・・
仕事になんないや
頭に花火が上がる・・・・
早く二人きりになりたい・・・・
あなたの話が聞きたい!
二人の時間を・・・繋ぎたい
あなたも・・・
ふふっ、
あなたの瞳も同じことを思っている
語らなくても伝わる想い
語らないと伝わらない想い
巡り合えても重ならない時間
離れても重なる時間
再びこうしてあなたに逢えた
奇跡を・・・
僕は運命だと考える
何があっても僕はあなたと伴に
「あなたに触れてもいいですか?」
そう、あなたに囁いてみた
あなたは微笑み答える
「・・・触れるだけでいいの?」
フルフルと、首がもげるくらいに横に振る
「ふふふっ」
「はははっ」
離れた心は・・・いま一つになる
欲しかった二人の笑顔とともに



