また泣いている・・・(笑)



泣き虫だな・・・翔くんは

何歳になっても変わらない




記憶の奥にいる君・・・

俺はきっと君のことが好き・・・だったのだろう

大切にしてきたのかな?


君を想うとき心が穏やかになる

だけど・・・名前も顔もわからない君を

どうしても探すことが出来ないんだ



あぁ、急に「君」って呼んでゴメン(苦笑)


実はね、

俺には君と同じくらい大切な人がいるんだ



君と違って・・・手がかかる

喜怒哀楽が激しいから距離感が難しいんだ(苦笑)



彼は・・・

確かめたことはないけれど

多分、俺に好意を持ってくれていると思う

俺を見つめる視線がね・・・

熱いんだ






きっと俺も君を見つめるとき

そうだったんだろうな・・・




俺は・・・こうなってから余計に

彼を意識し出した

今までも気にはなっていたが

君と同じ同性だったから


彼には・・・常識以外の概念が無いと

そう思っていたんだ


俺の想いはきっと迷惑以外の何物でもないと

そう思っていた


だけど・・・

彼は俺を求めてくれた


君に逢えない虚しさからか

俺はその彼を受け入れたんだ

自分でも正直驚いている



君への想いに触れながら

俺は彼を愛した・・・

何度も・・・・



穏やかだった・・・

不思議と身体も馴染むんだ・・・初めてじゃ無い感覚

君と同じように優しかった



彼を君の代わりにしてしまったことを

後悔した・・・


でもね・・・代わりでもいいと

思ったんだ・・・・

俺がそう望んだから

彼になら・・・って



君が・・・彼だったら

どんなによかったか・・・



俺の中の君と彼を重ねてしまう


だからなのかな・・・

彼のことを考えるだけで

胸が弾む・・・



可笑しいだろう・・・



でも、そうなんだ

あの笑顔をずっと見ていたいと

そう思うんだ


だから・・・ゴメン


俺は・・・彼のその笑顔を守りたい

ずっと傍にいて守っていたいんだ



君とはこうして夢で会える

ずっと逃げないでいてくれる気がするんだ

ただ・・・見えないだけで

近くで見守ってくれるような気がしている



でも彼は・・・俺がいないとダメなんだ


世話のかかる生意気な奴


だけど・・・可愛い


ゴメン・・・

君を好きだったこと忘れない


その分も・・・俺は彼をずっと大事にするから


だから・・・



さよならだ・・・




翔くん・・・まだ間に合うかな?

俺は・・・どうやら君のことが

好きらしい・・・

そう伝えたら・・・君は俺を受け入れてくれるだろうか



翔くん・・・

好きだよ・・・



早く会いたいな・・・


その瞳に俺を映し出してほしい





「翔・・・くん・・・」