sho with satoshi Ⅰ






同居を始めてから、半年。

実は引っ越しをした。

前の部屋では若干、手狭になったため・・・


なぜかというと・・・・


時々来る人が一人増えたんだ。


しかも、普通ならあり得ない人(笑)


来てもらうときは泊まってもらうから

その人ようの部屋が必要になって。

で、今までの部屋数だと無理で

この際だからって、二人で見て回って

決めたんだ。




その人は、ホントに時々来ては身の回りの世話を

焼いてくれるお手伝いさん的な人・・・

ってことにして欲しいらしい



本人の申し出により条件付きで

受け入れてっもらった。



というか、俺が気に入って


お願いしてしまった!



同じ心を分かち合えた同士?みたいな感じ?

もうね、あの男勝りは嘘偽りじゃなく、

本当に小気味いいくらい

爽やか!

何で、あいつが好きになったのかわかる!


一緒にいて楽だもん。

その人の名前は・・・・あっ、言っちゃダメなんだった(苦笑)


元、翔ちゃんの彼女!


今は俺と翔ちゃんの盟友的存在?



事の発端は、彼女に謝罪するっといって

翔ちゃんが俺を同席させて会うことになった事から・・・



家に来てもらってもよかったんだけど、

翔ちゃんが、気を使って外でって、希望したから


麻布の行きつけの店に頼んでセッティングしてもらい

そこで会うことになった





持つ時間が長く感じた・・・・

緊張がなかなか解けなくて、唇を何度も舐めた




時間通り彼女が現れると、部屋に入るなり俺の顔を見て驚く・・・


そりゃそうだ、この場に最もふさわしくない人間がこうして

翔ちゃんと並んでるんだから




「大野さん・・・」



「・・・初めまして、大野です。」


「・・・・・お顔は良く拝見してます。で?なぜここに?」



なぜ・・・


そうだ、なぜここにいるんだ?

何でおれも一緒なの?って意味で


勢いよく翔ちゃんに振り向くと、


しどろもどろになって

何言ってるんだかわからない間抜けな翔ちゃんがいて・・・


「あっ・・・・。」


彼女の方を恐る恐る見てみると



大きなため息をついて


「このヘタレ!!説明もできないの?」



と、・・・俺ではなく、翔ちゃんに一喝!!


「いやっ、これは・・・その、なんだ・・・・」


と、挙句の果ては、救いを求めるように


上目使いでウルウルと俺を見る始末・・・



その目の使い方間違ってるから・・・・


はぁ~~~。





仕方なく、ことのいきさつを、なぜか俺が説明し


あなたには申し訳なく思ってると、なぜか俺が謝罪し


その間ずっと隣で、うんうん、そうそう、と馬鹿な相槌うってる


頭を勢いよくひぱったく。



反動で額がテーブルにぶつかって


鈍い音を立てたが、悪びれた様子もなく


傷みに逆切れしてる翔ちゃんをしり目に


俺は、彼女の話が聞きたくて、


その時を待った。