
「なに、そんな事で翔さんのところから逃げ出してきたの?」
「そんな事ってなんだよ(怒)」
・・・・・数時間前、偶然会った松潤に誘われてスーパーの
買い出しに付き合わされた。
何も食ってないって言ったら、一緒に飯食う?って言われて・・・・
いま、松潤の家にいる。
「いや、気を悪くしたなら謝るよ、でもさ、普通じゃない?」
「何が普通だよ?」
「だからさ、リーダーは、翔さんにもっと甘えてほしいんだろ?」
「そ、そんな事ねぇ~よ」
「いいって、ここまで来て隠さないでいいから」
「隠してねぇっ!」
「じゃさ、翔さんに抱かれた?」
・・・ブフォッ 飲んでたコーヒーを噴き出した
「な、なんなの?、それ関係なくねぇ?」
「いや、大ありだって・・・」
そう言って松潤は器用におにぎりを握りだす
上手いもんだ・・・・綺麗な三角形
翔くんにぎったんじゃぁ、形がよくわかんないからな・・・
・・・・ふふっ、
「なに?今、翔さんのこと考えてた?(ニヤ)」
「うっ・・・別に考えてない。」
「知ってる?リーダー昔っから翔さんの事見てる時と、
考えてるとき同じ顔してるの」
「ど、どんな顔だよ?」
「ん?ふふっ、教えない」
「なんだよ、じゃぁ言うなよ(怒)」

ふっ、本当にリーダーは昔っから変わらない。
いつも俺たちを見守ってるように穏やかな表情でいてくれる
中でも、一際別格なのが翔さんへの眼差し。
俺がまだ翔さんに強く憧れていたころその眼差しに気づいた。
翔さんをずっと見つめていたから、その翔さんの視線の先に
必ず柔らかな微笑みで翔さんを見つめ返す
リーダーがいた。

その瞬間、あぁ・・・かなわない
そう思ったんだ。二人の間には入り込めないって
俺の好きな翔さんを、そんな顔にさせるリーダーって
どんな人なのか・・・
普段、やる気のない、
マイペース人間で、仕事に対しての
ちょっとした取り組みかたの違いに
憤りを感じてた時期もあって・・・・
納得いかない自分がいた。
何で、この人なのか?
気になって、ずっと観察して出た答えが
翔さんでなくても、はまる・・・
リーダーの優しさに一度でも触れたら
もう、抜け出せない。

ニノや、相葉ちゃんともよく話すんだ
いつの間にか俺等の心の奥底にリーダーがいて
ただいてくれる、それだけで安心する。
全てを包み込むようなその優しさに
まるで子供のように甘えてしまう・・・・・
気づけば、なくてはならない人になっていた。
そんな人を一人占めしてるんだから、
リーダーを悲しませたら、俺等が許さない(笑)
翔さん、リーダーに関しては完全アウェイだから!
心してね!!!