卵子の凍結保存については、不妊治療を目的とした既婚者と、治療で卵巣機能が失われる恐れのあるがん患者にのみ認められているが、健康な未婚女性が将来の出産の為、卵子を凍結保存することが認められるような方向になってきた!
受精していない卵子は細胞膜がもろくて凍結することが難しかったが、近年、新しい凍結方法が確立して、世界的に広まってきている。
晩婚化で出産する年齢が高くなり、高齢出産のリスクも増えるので、若い時の卵子を凍結保存しておけば、リスクを減らすことができるようになる。
仕事で波に乗っている女性には、仕事が一段落してから妊娠、出産が可能になるので朗報となるだろう。
40歳以上は勧めず
卵子を採取する年齢、受精卵を子宮に戻す年齢を40歳と45歳までを推奨している。
これを知らないで、高年齢になっても大丈夫と思ってのんびり構えて何もしないでいると、40歳過ぎると難しくなるのでここは注意したい。
日本生殖医学会は、現状では晩婚化が進み出産年齢が高くなってきているので、健康な未婚女性が、将来の出産に備えるために行う卵子の凍結保存を容認する指針案を2013年8月23日まとめた。
この指針案は、今後、卵子凍結を希望する女性が増えるため、実施施設が増えることを予想し、一定の歯止めとなる指針案を作成したとしている。
子供は欲しいけど、仕事の都合でなかなか妊娠に踏み切れない女性にとっては大変うれしいことです。
学会指針案
卵子の凍結保存については、不妊治療を目的とした既婚者と、治療で卵巣機能が失われる恐れのあるがん患者にのみ、日本産科婦人科学会の指針などで認められている。
しかし未婚の女性に対してはおこなっていなかったので今回の見解が示されたのは初めてとなる。
指針案では、健康な未婚女性の卵子の凍結保存を認めたうえで、採卵時の年齢が40歳まで、凍結した卵子を解凍して受精させ、子宮に戻す年齢については、高齢出産のリスクを避けるため45歳までを推奨している。
また、卵子凍結にあたっては、採卵時のリスクや凍結卵子を使った生殖医療の有効性などについて、十分な説明と同意の上で実施する。
凍結した卵子を使えるのは本人のみで、本人が死亡した場合は、卵子を廃棄することとしている。
日本生殖医学会では、指針案を公開して、広く国民や関連学会の意見を聞いた上で、2013年内にも指針を完成させる方向だ。
凍結卵子を使った妊娠の流れ
(1)卵子を採取
(2)凍結保存(特殊な処理を施し、氷点下196度の液体窒素で凍らせる)
(3)融解
(4)体外受精
(5)妊娠
