こんにちはウインク

今回は体験談のご紹介です。

長い日本での治療、台湾の他のクリニックでの治療を経て、当院を受診された患者様。

どんな悩みがを抱えながら当院で治療を進められたのか、その体験談をご紹介します!

 

子供は授かり物。卵子提供で授かる子供との縁。
子に優る宝なし。


子供は3才になり色白の女の子ですが、活発で元気に幼稚園に通っています。 コウノトリ生殖医療センターには大変お世話になり、1回の移植で妊娠・出産となりました。 最近では、妊娠・出産から3才までの育児はヘトヘトで、卵子提供であった事を忘れてしまう程でした。 振り返ると、日本での長引く不妊治療、台湾の別の病院からの転院、費用も時間も博打を打つかのような不安な日々でした。 
 
卵子提供までの長い道のり、幸運にもコウノトリと出会う
 
反省点として、情報収集不足。情報収集に力を注がないで努力しないと、多額の費用を失って時間も追い詰められ、諦めざる終えなかったと思います。
当時は台北院が開院されてなく、てっとり早く台北市にある他院へ受診したのも、情報収集不足によるものだったと思います。 やはり口コミは大事でした。 

前の他院ではドナーチェンジはあり得ると初回面談で強く話されいて、メールでのやり取りの不備が続き不安を感じネットの口コミで情報を集めコウノトリ医療センターへ転院しました。コウノトリ医療センターでは優しい表情でこう言ってくれた院長先生の事は今でも忘れません。日本での説明会での優しい院長先生との出会いで、少しホッとした時の事は今でも鮮明に覚えております。

 

PGT-A/PGS検査とIMSI(高倍率の顕微鏡)で更に安心


転院して良かった事に、精子の検査が詳しく解った事です。顕微鏡の倍率の凄さが、ICSI(400倍)だけでなく、IMSI(6300倍)でより高い倍率で精子を観察するので、見えていない異常精子が沢山あった事を知りました。正常は4%以上が基準で主人は6%で94%正常ではないと言う事になります。 知り合いに自閉症の子供が多く、精子が原因とは言い切れないですが、添加物・農薬・出生時の低血糖説・カンガルーケアによる低体温説など色々説があるようです。 あと、PGS検査の生検のみ、取り置きが出来た事は費用の面でも良かったです。(取り置きのみだと4500台湾ドル 必要時に送検20000台湾ドル) 

3歳になっても特に病気はなく元気ハツラツな娘なのもうなずけます。1歳から滑り台が大好きでガンガン1人で滑り、元気が良すぎてハラハラする娘です。 
2~3才になるイヤイヤ期は本当に切れそうになりましたが、ママ大好きと子供が数少ない覚えた言葉で言われると乗り越えられ、今では沢山の言葉を覚えて、毎日のようにママが一番大好きと言ってくれています。 

卵子提供であった事を忘れてしまうような毎日で、3才を過ぎて成長してきたおかげで少しほっとする時間でき、今が人生で一番最高の時間だと思っています。 
この間、七·五·三のお祝いで家族写真を撮りましたが、子供は父親に似ていますが、色白な所や口元や全体的な雰囲気は私の小さい時に似ていると自分自身でも感じます。親子である事に違和感は感じません。 

 

卵子提供を選択してよかった、子供に出会えた幸せ


卵子提供を検討し始めの頃は夫は受け入れる事が少し難しいようでしたが、今では愛する可愛い娘が出来て父親らしさを発揮しており、1番変わった出来事だと思います。 娘は父親似ですが、ドナーさんのお陰で可愛い感じに育っています。幼稚園の先生方や通りがかりの方に可愛いと言われたり、とても好かれている様子です。 

5年早く娘に出会えていたら、きょうだいを作ってあげたかったと夫婦で話す事は多いです。出産時は46才で年齢的にキツイ事はあまり感じなかったのですが、もうすぐ50才になる体は育児のキツサを感じてきています。凍結保存はしていますが、もうすぐ50才なので奥の手として保存はしています。 

コウノトリ生殖医療センターでは院長先生はとても優しく、担当者のMさんも質問などが多い私のメールに詳細・丁寧に返答して頂き、不安の多い患者なのに明るく表現力豊かに対応して頂き、人生の大事な時期にしっかりサポートして頂き、本当に感謝しています。その他にも、日本人スタッフの方もいたり、病院のスタッフの方は素敵な方ばかりでした。病院もホテルのような広さと美しい場所でした。治療は台湾でのいい思い出になっています。本当に大変ありがとうございました。感謝の言葉しかありません。

コメント:

初めて連絡をいただいた時、これまでのつらい治療歴から、とても不安なお気持ちを抱えていらっしゃると感じたのを今でも覚えています。卵子提供を受けると決心したにも関わらず、ご主人の精子の状態が優れないために「卵子提供の道」を諦めかけたこともありましたが、当院の培養室の技術によりその不安は打ち消され、多くの胚盤胞を得ることができました。
卵子提供を受ける方は皆さん、ご自身に似たドナーを希望されますが、当院の卵子バンクはその期待に応えることができます。お子様との縁という言葉を仰ったとき、培養結果や、1度の移植で可愛いお子様を授かっていただけたこと、すべて縁があっての結果だと私たちも祝福の気持ちでいっぱいになりました。
 
卵子提供を受ける場合、ドナーの年齢は20代と若く胚盤胞2つのうち1つは正常胚と考えられるため、PGT-A/PGS(着床前スクリーニング検査)は必ずしも受けなくてはならない検査ではありません。しかし精子の状況が優れない、家族に染色体異常の既往歴がある、または正常胚を移植したいという希望がある方には、その実施を勧めています。また検査実施においては着床率低下を避けるため、BBグレード以上の胚のみ生検することを提案しています。


当院での治療歴: