コウノトリの精子提供は治療方法が2種類あります。

 

人工授精(AID/非配偶者間人工授精)と体外受精(非配偶者間体外受精)です。

以下の表をご参考ください。



 

*人工授精の妊娠率:34歳以下で、少なくとも片側の卵管の通りが良好な方は20-30%

*体外受精の妊娠率:子宮鏡と卵管造影・子宮頸部生検などの検査を全て受け、問題がない場合、当院の平均妊娠率は50~60 %となります。
PGS検査を行い、正常な胚盤胞を移植した場合、妊娠率は10%あがります。さらにERA検査も行った場合、妊娠率は約70~80%となります。

 

■人工授精(AID/非配偶者間人工授精)
 

この表から、費用は安価ですが、妊娠率が高くないことが分かります。

万が一、一回の人工授精で妊娠に至らなかった場合、残りの精子はないため、

再度、精子ドナーとマッチングする必要があります。

人工生殖法の規定上、同じドナーをマッチングすることはできません。

また、妊娠し出産した場合、残っている精子は全て廃棄しなければなりません。

第二子を検討されている場合、精子ドナーを再度マッチングする必要があります。

 

■体外受精(IVF/非配偶者間体外受精)


体外受精の妊娠率は高く、PGT-A(PGS検査)とERA検査を追加で行う事も可能です。

また、培養した胚盤胞は10年間の保存が可能です。

 

精子提供の治療に進まれる際は様々な観点から治療方法をご検討くださいね。