当院で卵子提供を受ける際は、新鮮胚移植と凍結胚移植の2種類の方式がございます。

※PGS検査をご希望の場合は、凍結胚移植となります。

※受精卵が胚盤胞に育つ家庭については、こちらをご参照ください。

胚盤胞豆知識

 

卵子提供における新鮮胚移植と凍結胚移植のメリットとデメリットについてまとめた表です。

 

Q:新鮮胚移植と凍結胚移植の妊娠率に違いはありますか?

A:研究の結果、凍結胚には解凍時に胚盤胞が失われるというリスクが有るものの、妊娠率は凍結胚のほうが高いという結果になりました。

 

Q:胚盤胞を長期間に渡り凍結保存することは、胎児に影響が有りますか?

A:当院で実施している「ガラス化冷凍法」では、解凍時の生存率や解凍後の胚盤胞の品質に対しては凍結時の培養技術が関係しています。しかし、凍結時間の長さは関係がありません。現在、世界では24年間凍結保存した胚盤胞を使い健康な赤ちゃんを出産した記録があります。

 

Q:凍結胚を解凍した際の生存率は?

A:凍結胚を解凍した際の生存率は100%ではありません。当院の解凍時の生存率は95%を超えており、滅多にあることではございませんが、患者様の胚盤胞の状況によっては移植可能な胚盤胞が1つも残らず、治療が中止になる可能性も0ではございません。

 

2つの移植方法にはメリットとデメリットがあります。患者様の状況(仕事の忙しさや、治療前の身体の状況)により最適な方法をご選択ください。判断が難しい場合は、医師や病院スタッフにお気軽にご相談ください。