フォードGT40のヒストリーの中でも、貴重な一台がオークションに出品される。

この1965年 フォードGT コンペティション プロトタイプ ロードスター(#GT/109)は、イギリス・フォード子会社であったフォード・アドヴァンスド・ヴィークルズによって製作されたプロトタイプである。ロードスターのプロトタイプは5台生産されたが、ル・マンに出場したものはこの1台のみだった。

1965年のイベントでGT/109は、1954年 ル・マン24時間覇者であるモーリス・トランティニアンのドライブで参戦。しかし、11ラップ目でギアボックスの故障によりリタイア。それ以来、一度もレース参戦はしていない。



リビルドのためシェルビー・アメリカンへ送られたが、結局直されないまま倉庫にしまい込まれた。1968年にディーン・ジェフリーズが発見し、フォードから購入。彼は亡くなる2013年までGT/109を所有していた。ジェフリーズの息子が次のオーナーへ販売し、コンクールレベルまでのフルレストアが施された。2016年ペブルビーチ・コンクールデレガンスではクラスで2位を獲得している。

そして、GT/109は7月10日~18日に開催されるオークションへと出品され、次のオーナーを探すことになる。価値のあるヒストリーを持っていることもあり、推定落札価格は750万ドル~1000万ドル(約8億円~10億円)となっている。

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