リカバリー(3) | The passenger of life

The passenger of life

人生という小さな小舟に乗りこんだたった一人の乗客。行き先を決めて進むのは自分。僕は人生をどこに向かわせるのか。流れにまかせるのか必死に舵をきるのか。さあ、どうなる?自分。

今の借金の総額はわかった。

完済がいつなのかもわかった。



次にすることは返済をとにかくしていくこと。



当時の状況からすれば、任意整理をしたり、特定調停をしたりして、厳しい生活状況を改善するのが最善でした。

給料の6割が借金の返済に充てられる状況は、自力で再生するのが困難なのは間違いありませんでした。




しかし、法的な借金の整理はするつもりはありませんでした。

前回も記しましたが、ボクは誰にも借金のことを話していませんでした。

そして、その時点でも、誰かに話す気はまったくありませんでした。



任意整理はやろうと思えば誰にも知られないでできます。

特定調停は裁判所に赴かなければならないことと、信用情報がブラックになるので避けたかった。



とにかく「嫌」でした。

というよりも「誰かにばれる」とか「ブラックになりたくない」とか、そんなことを考えるのがなによりも嫌だったんです。

借金を抱えている余裕のない人間が考えるようなことではありませんが、ボクは真剣にそう思っていました。



だから、最後まで全部自分で片付けようと決めました。



毎月の返済を少しでも多くするために、休日にはバイトを始めました。

バイトをすると時間がつぶせるのと、パチンコやスロットのことを考えなくていいから一石二鳥でした。



平日の生活は以前と変わらずに、中敷の裏に500円と23時帰宅を徹底していました。

とにかく無駄遣いをしないで、返済日の前に少しでもお金が浮いていたら、返済にまわすことを徹底しました。



そして、さらに収入を増やすために転職をしました。

環境を変えるために、少しだけ出た退職金で品川から横浜へ引越しをしました。



転職先は幸運なことに、経営者が同郷の会社に転がり込むことができ、そんなこともありたくさんの仕事を教えてもらいました。

歩合制の仕事だったので、大きな仕事を獲ったときはそれなりの給料をいただくことができていたのですが・・・。



営業経費は自分持ちだったので、たくさんもらっても、結構出ていってしまう状況ではありました。

それでも、以前よりは返済を多くできるようになり、生活も僅かではあるけど余裕を持てるようになりました。



ただ、これは単純にお金の問題を解決するために、ボクがとってきた行動を書いたものです。

もしかしたら、すごくうまくいっているように感じられるかもしれません。



しかし、ギャンブルへの依存は、この行動の裏でボクを殺すほどに苦しめました。

次はそのことを書いていきます。