アート・テイタムの「All The Things You Are」
以前にもキース・ジャレットの同曲のことを綴りましたね。
アートの演奏はソロです。
ピアノソロって、実はあまり好きじゃなくて、理由はソロでやる意味が感じられない演奏が多いから。
技術的な部分や複雑な音楽理論を駆使した演奏はマスターベーションにしか感じられない・・・。
ボクはバンドのアレンジの中から生まれるケミストリーが好きなんです。
あくまで個人的な意見だから、ソロの演奏が好きな方、気にしないで読んでくださいね。
だけど、アートの演奏は別です。
鍵盤で描いた世界にドラマが見えます。
写真集や絵画から感じられるものとよく似ている。
生活があって、夢や挫折があって、それを一瞬の景色に収める。
音楽もそうなんだと思う。
「All The Things You Are」
「あなたのすべて」
このタイトルを頭に置いて聴いたとき、この世界を彩る感情はやはり恋や愛だ。
恋愛は人を大きく成長させもするし、道を誤ってしまえば身を滅ぼすこともある。
そのときのすべてが愛する人に向けて動いていく。
嬉しいことがあり、悲しいことがあり、つらく相容れないことがあり、価値観の差があり・・・
他人同士が結びつくことは容易ではない。
でも、認め合い乗り越えたときにはかけがえのないものをお互いが手にするのだと。
だからこそ「あなたのすべて」を愛する。
自分自身を前に進ませるためにもだ。