久しぶりに西空が赤くなった。
そんな気がする。
きれいだな・・・。
いつもの西空だ。
そう思ったよ。
ここのところ、仕事をしていてもどこか世間とずれた感覚を抱いたままだ・・・。
ニュースで水道水からヨウ素が検出されたと・・・。
途端に小売店から飲料水が消えた。
そしてなぜか他の食品も一気になくなった。
正直ね・・・胸が締め付けられてつらくなった。
赤ん坊や小さな子供がいる家庭では必須だよ。
でも、このなくなり方は・・・絶対にそれだけじゃないよ・・・。
なんでこうなるんだろう?
譲り合う精神が日本人は素晴らしいって、テレビでいっぱい流れてるじゃない。
本当に必要な人が泣いてる・・・。
子供には未来があって、無限の可能性があって・・・
だからといってボクらには無いってわけじゃないよ。
でも、大人は判断ができるけど、小さな命にそれはできないじゃないか。
ボクの仕事の中には飲料水を扱う部署がある。
昨日から問合せがひっきりなしだよ。
その声は・・・悲痛だよ・・・。
なんでこうなるのだろう?
水を自分のために買った大人は、ペットボトルの水の代わりに、お茶じゃダメなんだろうか?
ボクも不安は抱くし、身内にはまだよちよち歩きの子供がいる。
自分のことは棚にはあげたくないが、それなりになんとかしてあげたいと思う。
この混乱も長くは続かないと思う・・・そう願う。
でも、これからもきっとこんな事態は何度もやってくるはずだ。
もう、みんながそうするから・・・とか、なんとなく不安だから・・・とか、そんなのどっかに捨ててもらいたい。
本当に危機に直面している人の不安は、そんな甘っちょろいものではないんだから。
こんなじゃ・・・みんな潰れちゃう。
こんな文章は書かないつもりでいたけど、あまりにもはっきりと目に飛び込んでくる現状と、この耳で何度も聴いた疲弊した声に、綴らないではいられなくなった。
どんな状況でも、ボクらはがんばれば当たり前の日常が送れるはずだ。
与えられるものじゃなくて、そうしようとすればそれがやってくるんだ。
