Part 4 中東の鏡に映る日本

投稿予定日:2025年12月16日

中東の「資源の血と金融の鎖」

  • 1953年 イラン:CIAがモサデク政権をクーデターで打倒。石油国有化を阻止し、パーレビ国王の傀儡政権を樹立。

  • 1979年 イラン革命:反米政権誕生も、米国は経済制裁で締め付け。2025年6月にはイスラエルによるイラン核施設攻撃と米軍基地応酬の「12日間戦争」が勃発。

  • サウジアラビア:石油輸出の80%を米国に依存。ムハンマド皇太子の改革「Vision 2030」も米軍事援助と引き換え。国民との対立は深刻で、反米デモや王族逮捕が続く。

  • エジプト:シシ政権は米軍事援助年13億ドルで支えられる傀儡。2011年アラブの春でムバラク打倒も、軍事クーデターでシシ就任。2025年には反米ストライキで数千人逮捕。

  • イスラエル:米国から年38億ドル援助を受ける「中東の前哨基地」。2025年9月、ガザ停戦崩壊でパレスチナとの戦い再燃。

日本との共通点

中東諸国は「資源の血と金融の鎖」に縛られ、国民との対立が続いています。これは日本と同じ構造です。

  • 石油渇望 → プロパガンダによる悪役化 → 金融奉仕 イラク2003年米侵攻(石油狙い)でフセイン傀儡化は失敗し、国民反乱へ。2025年現在、中東紛争は「銀行戦争」の一部とされ、ヴェルナー教授も「中央銀行が石油戦争資金化」と警告しています。

脱却の鍵

日本が中東の鏡に映るなら、同じ傀儡の道を歩む危険があります。脱却の鍵は、内需と技術による自給自足。国民の目覚めがすべてです。 「バタフライエフェクト」は逆にも働きます──一人の声が世界を変えるのです。