昨晩は疲れがかなり溜まっとって、久々に長時間グッスリ寝た。
今日から終戦の日までの5日間、割り切って休息する事にした。
大手サンは昨日ぐらいから長期休暇らしい。
赤坂の大手代理店のエライさんの古いツレがFaceBookで富士山登ってる写真アップしとった。山登りホンマ流行ってる。走ったり登ったりみんな忙しいのにエライ。
来週は「帰って来た、一杯行こや」の急な連絡が立て込む。時間調整せなアカン…
男子サッカーはメダル届かんかった。メキシコの壁は崩せんかった。
ここまでよく頑張った。ピッチの選手は自分なりに一所懸命やったんやと思う。
彼らのサッカー人生はこれから。今回のオリンピックを糧に、W杯でもっと大きな栄冠掴めるよう頑張ればええ。
日本国民がメダルを期待した今回のオリンピックのサッカー。
昔の事考えたら、日本もこんだけ強くなったんやと、若い頃ボール蹴っとった端くれとしてホンマに嬉しく思う。
メキシコ銅メダルの頃、日本代表選手のレベルは、今の子らの足元にも及ばん低いもんやった。
ボールを止める、蹴る事すら基本が出来てへん、インステップも徒手空拳のようなレベルやった。当時の話はメダリストやった大先輩によう聞かされた。
クラマーさん来られ、基本練習から叩き直され、少しずつ成長していかれたメキシコのメダリストの方々…
「もっと上手くなりたい」「もっと強くなりたい」自分らの足らん部分を謙虚に受け止め、コーチを信じ必死に頑張って誰も予想せんかったオリンピックの大舞台で金字塔を打ち立てはった…
所謂「根性サッカー」の時代。大昔のオリンピック代表やったOBの先輩方に、そんな話をぎょうさん聞かされた。木にタオル巻いて額から血ぃ出るまでヘディングしとったり、今の子らやったら「アホちゃうか」思うような練習を、ひたすら一所懸命やってはった。
監督が「謙虚な気持ちなくなったら終わりや、自分が上手いと思ったらそんでしまいや」と昔言うてはったんを思い出した。
僕が高校ん時、レギュラーの半分が国体代表や選抜やった。大昔に全国制覇しとったのに僕らの頃は学校も全く力入れん進学校なっててサッカーで来る子は皆無やった。今思たらそんなんでこんだけレギュラー揃たんは奇跡やった。
国体代表のトップのメチャクチャ上手かった先輩が或る日練習中に監督にボコボコにされとった。
「バカ野郎、その程度で思い上がるな!」
たかだか高校生。代表なって大阪でも無敵や言われとったら思いあがるな言う方が正直無理やと思う。
そんでも今になって監督の言うてはった真意は、ホンマによう分かる…
女子の方がサッカーに対して真面目に素直に謙虚に向き合ってたと思う。
「ハングリーなれ」言われても、そない簡単に出来るもんやない。
彼女らは必然的にハングリーやった。長年、冷遇されとった。去年、世界一になってからも協会の待遇は男子に大きく劣るもんやった。
試合見る限り「絶対勝つんや!」言う気持ちは、女子の方が明らかに強かった。
最後の最後は「気力」しかない、モチベーションなんや…
試合見とってちょっと気になった事がある。
今のシステムはバックがフラットで、昔一世風靡した「スィーパーシステム」みたいな陣形は皆無になった。
近代サッカーは元々は点がガンガン入るゲームやった。トップがずっとゴール前残ってる草サッカーみたいな時代が続いた。
その後「オフサイド」が生まれて点が急に入らんようになった。
この時代に戦術は格段に進歩して、バックは両サイドとストッパー、スィーパーの陣形がけっこう長い間主流やった。
今でもこのシステムは或る程度は理に適ったモンやと僕は思ってる。
FWからしたら、攻め上がればサイドが先ず来よる、抜く、次にストッパー来る、ここまでは何とか見えてる、最後にスィーパー来てやられる。3枚目はグランドではなかなか見えへん。結構アッサリやられてまう…
現在のフラットラインは基本的にゾーンディフェンス。
一時期、当時名称といわれた監督の元、「プレス」が叫ばれJリーグでも自分のチームを最後に優勝させはった。かなりキツいシステムやと思ったが、意外に長い間続いた。
ゾーンディフェンスの欠点は、マンマークが疎かになる、組織守備偏重に尽きる。
フラットラインはオフサイドトラップは有効やけど、相手が自在にポジションチェンジすると脆い。
女子サッカーの決勝、消耗しきってギリギリやった思うけど、最後に1枚出る事がなかなか出来へんかった。
本人はあの瞬間「何であん時行かへんかったんや」と一生悔い残ると思う。
只、こん時の判断は、システムの影響が間違いなくある。ゾーンディフェンスの決定的な弱点、攻め込まれると「ズルズル退いてまう」結果、1枚前に出にくくなる…
日本のように体格も体力も劣るチームが勝つために選択した現在のシステムは、それなりに完成度は高く間違ってないとは思う。
僕は女子はアメリカに勝てたと思う。戦った選手らもそれは分かってたから終わった後あんだけ悔しがった。男子みたいに負けてグランドにヘタリこむようなカッコ悪い事はせんかった。
アメリカは「この試合負けたら二度と日本に勝てない、今叩いとかんと明日はない」いう気迫が凄まじかった。気力で勝ちを捥ぎ取ったような感じやった。
宛ら第二次世界大戦のB29とゼロ戦のような対照的な両チームやった。
今回のオリンピックのサッカー、代表選手らは精一杯頑張り立派に戦った。「ありがとう」の言葉しかない。
それでもメキシコの壁は厚く破れんかった。この意味は大きいと思う。
僕が大好きやったボクシング世界チャンピオンの輪島サンの言葉を思い出した。
確かに神様はいる。
その神様は奇跡を起こしてくれる。
しかし神様は、死ぬほど努力した人間にしか、力を貸してくれない。
意地の悪いサッカーの神様は、長い間そない簡単に日本に力を貸してはくれんかった。
Jリーグ出来て俄かに盛り上がったドーハの頃、僕は「この程度で簡単にW杯行ってもうたらアカンのや」と思って見とった。そんでも敗戦の後暫くの間は引き摺っとった。
あれから20年。サッカーの神様は漸く日本に微笑んでくれるようになった。
これからもっと国内でサッカーを愛する人が増えて、一時期に比べて減ってしもうた試合の中継も増えて、日本サッカーが更に発展していって欲しい…
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