青山店のKです。
院長より、「たまには加藤さんもブログ書いてよー」とお願いされてしまったので、たまーに書き込みしていく予定です。でも、急な依頼でネタが思いつかないので、いつもお客様に話している冷えについて簡単に。
最近めっきり夏らしくなり、冷たいものがおいしくなってきました。 飲める方は、風呂上りのビールなんかは最高なんでしょう。私はアルコールが苦手なのでもっぱらジュースやアイスに走ってしまいますが。五月を過ぎると冷たいものの消費量がぐっと増えるそうです。ご存知の方も多いと思いますが、じつはこの冷たいものこそ身体を冷やすおきな原因なのです。厳密に言えば体温よりも低いものは身体を冷やす傾向にあるのです。
わかりやすく言うと、
口から冷たい飲み物を飲んでも出てくるおしっこは温かい。 何故?
それは、体が水分を温めいいるというよりも、水分が身体(内臓)の熱を奪っているから、と東洋医学では考えます。
冷え性の女性のなかにはトイレの近い方が結構多いです(統計はとってませんが)。それは、口から入れた水分に熱を奪われたくないため、溜めておかずに早く外に出してしまおうという体の一種の防衛反応ともいえます。お年を召した方なんかもトイレが近い方が多いのも、若者に比べ熱気が弱く水分をためておけないのでしょう。
これからの時期、冷たいものは確かにおいしいです。衣食住において、日本の蒸し暑い気候が涼を求めさせてしまうのだと思います。日本人ほど冷たさにこだわる民族はいないと思います(これも統計はとってません) 。 かくいう私も昔はレディーボーデンのホームサイズを一人でかかえて食べていました。(昔ですよ。90キロあったころ)
でも、東洋医学発祥の地中国では、冷たいものを飲食する習慣はあまりありません。中華料理は温かいですよね。
ヨーロッパでも、ビールをあまり冷やさずに(常温に近い温度)で飲む習慣があります。黒っぽいビールなんかはより味が濃くなっておいしいそうです。
今年の夏はいつもよりも少しだけでかまいませんので、冷たいものを少し控えていただければ幸いです。冷え性の方は冬になったとき体の感じが違いますよ(たぶん)。
次回 その② 時期未定