近所の病院いろいろ | 獣医さんになれるかな

獣医さんになれるかな

獣医師を目指す娘を見守る母日記

生き物とモフモフ大好きな小学生だったぷーこ


今から11年前、近所に現れた小さな猫を見つけ

世話していた人が引っ越してしまったらしい


毎日通い、その老猫と仲良しになり、


血が混じる鼻水を出してクシャミしてたので


昔から近所にある動物病院①へ連れて行った


2度ほど注射してもらい猫風邪はよくなったが


検査したら腎臓の状態はステージ3〜4


輸液に通うの一回5千円×週3回 ゲロー


ぶっとい注射みたいなポンプで

ぎゅーと2本分を輸液する


あとでわかった事だけど、それだと

痩せた老猫は急に体温下がっちゃって

だからブルブル震えてたんだよね…


当時、アパート暮らしで

ど貧乏生活だったので

毎週の病院代の出費は痛く

生活を切りつめての病院通い


私もまだ、ネットを使っての仕事はしてなくて

収入も少なくさすがにこりゃヤバいと、、



ぷーこがしょっちゅう風邪をひいて

小学校を休む時、


熱が下がれば1人ぼっちで留守番をしてた

それが


猫と一緒だと、寂しくないほっこり


ビビりで心配性なひとりっ子のぷーこに

寄り添ってくれたのは猫だったので

お金は出し惜しみせずと、頑張った


しかし、猫を飼うのはほぼ初めてなので

トイレの事やノミダニの事も何も知らず


最初に行った、動物病院①の先生、

そこたぶん、自社ビルなのか?


やる気ないのか目が死んでて

説明も最低限しかしない、てかほぼしない


今考えると、触診もしなかったし

何度も輸液に通ううちに


ノミダニの事や、耳ダニの事や、歯のことなど

気になる事をこちらから言って、


したらやっと診てくれるかんじで


その病院①は、患者さんも少なかったし

病院変えよう、と次に行ったのが


近所の住宅地にある昔ながらの動物病院②


そこは高齢の先生1人でやってて

開いてるのかどうなのかわからないような病院


電話してから行くと

おじいちゃん先生が白衣着ながら開けてくれる


その病院②だと再診料もなくて、


輸液は点滴だから、時間はかかるけど

震えないし、

一回3千円で済むのでとても助かった。


おじいちゃん先生、昔ながらの診察方法で


触診の仕方や、体温の測り方、摘便など

それは見ていてとても勉強になった。


そのうちに、

隣町に開院したばかりのいい先生がいると聞き


体重が2キロを切り、1.8キロになった老猫を

私のすすけたダウンジャケットの胸元に入れ

連れて行ったら、


そこの病院③は、周りが高級住宅街で

待合室の飼い主さんも犬猫もハイソな雰囲気


場違いだなーと、めっちゃ気が引けたけど


私大獣医学部から東大院卒のその先生


とても詳しく説明してくれて

貧乏親子が、ボロボロの野良猫を連れて来たのに

時間をとって丁寧に診察してくれた。


その小さな老猫が17歳で亡くなり

小5のぷーこが獣医になりたいと言いだして


次に我が家に迎えた、高齢の三毛にゃんも

腎臓悪くて

孤独死した飼い主の家の外に居ついてて

1年間、ボランティアさんが面倒を見てくれていた猫さん


ボランティアさんから教えてもらった

野良猫に優しい動物病院④へ


昭和の動物のお医者さんて感じで

ご夫婦で診察してくれる、

全く儲け主義じゃない先生


検査してもらったり

ボロボロの歯を抜歯してもらったり

耳ダニの薬入れてくれたり


他の、怪我してる野良猫のためにも

薬をもらいに行ったりと、

だいぶお世話になった


この病院④は治療費はかなり安く助かった


でもそこで処方してもらった

腎臓病の薬を老三毛にゃんに飲ませてたら


足腰ダメになり、夜鳴きもひどくなり

えーん滝汗


近所に新しく開院した動物病院⑤へ


そこで改めて検査してもらい


いろいろ親切に診ていただいて

説明を受けて


前の病院で処方されて、

飲ませていた腎臓病の薬をやめたら

足腰復活して夜鳴きもなくなった!


その病院⑤の先生は、

輸液を自宅でできるよう教えてくれたし


この辺りではとても評判の良い病院


しかし、今となっては

⑤の先生は


甲状腺とか肝臓とか腎臓が弱ってる猫に

2週間効く抗生剤は副作用が強いことを

説明してくれなかった事はどうかなと…


忙しい中、

素人に全部説明するのって大変だろうけど

最初の説明→納得のやりとりは大事だと思う


先生は😺の持病や、その時の😺の状態など

いろんな状況を鑑みて

最適な判断でやってくれているものと

こちらは信じるしかない。


でも三毛にゃんは、コロナ禍のおかげで

お家でぷーことべったり一緒にいられて


もうダメかもと思ってからも2年は生きて

獣医学生となったぷーこを見届けてくれた



今、ウチにいる子猫母猫3匹を保護してからの


検査や避妊手術は、


保護したボランティアさんたちと一緒に

動物病院⑥へ


この⑥病院の先生は、

保護犬保護猫に超優しくて


東日本大地震の後、

ボランティアで福島へ何度も行き

1人で診察や避妊去勢のオペをしていた


先生が有名になってからは忙殺されて

痩せてしまいちょっと可哀想だった⑥先生


ウチの凶暴な猫を、1人で素手で保定して

ワクチン打ってるの見てすぎょいと思った


そして、ぷーこが大学決まってから

コロナ禍なのに、アルバイト雇ってくれた

動物病院⑦


病院⑦は、営業もいろいろ工夫していて


スタッフの働く環境にも手厚く、待遇よいのか

しょっちゅう実習生がやってくる。


先生も数人いて

今後もっと病院が大きくなっていくかも


以前、相葉さんや池崎さんが出てる

保護猫保護犬のTV観てて思ったけど


猫や犬を飼った事なくても、

家の環境や、家族の条件が揃っていれば

保護猫や保護犬を迎えることはできる。


私とぷーこが保護猫を迎えた時は

いろんな事に全くの無知だった。


今はネットで何でも調べられる。


けど、難しいのは動物病院選びだ。


症状や治療法を

素人が、ネット情報で調べても

実際には、その子の状態や条件により

病気や症状は複雑だからあんま意味ないと思う


やはり病院へ行って

知識と経験が豊富で、勉強熱心で

医療や薬は日々アップデートされている

患者への説明をしっかりとしてくれる

信用できる先生に診察してもらいたい。


口コミもあるけど、

口コミってあきらかに頭のおかしいクレーマーが

好き勝手に書き込みしまくれる世界なので


やはり自ら行ってみないとわからないし


動物を飼って、病院で診察してもらって

こちらもいろいろ経験してみないと

わからなかった事がけっこうあるよなと思った


まぁ、そういう意味でも

小中の頃のぷーこが、

具合の悪い猫を連れて

心配で切羽詰まった思いであちこちの病院へ行き

そこで何かを感じて


自分が診察できるようになりたい、

病気の研究をして治したいと思ったのだろう


朝日が昇るとぷーこの布団にやってくるぽんちゃん



朝7時、ウトウト…



ふにゃ〜


8時、丸くなる



眩しいのか寒いのか、しっぽ