Colorado Trip 6 (最終回）自由と進化

このツアーでたくさんの時間を過ごした面子で集合写真
徹くん、僕、エディー、ダニエル、ケビン

日々こうやって世界最難級に挑戦できる環境がこうやって普通にあり、一緒に登るアメリカ最強のクライマー達がここボルダーに集っている。そしてボルダーには自由な空気が２７年前に僕が初めて訪れたころと全く変わらずに流れている。その一方で、良いと思うことには積極的にどんどん取り入れ変化して行くのもボルダーだ。そんなボルダーの魅力は「自由と進化」だろう。



ダニエルと別れ僕らは空港に向かった。思えばボルダーは２７年前もアメリカのクライミング文化をどんどん発信していた。春に訪れたスペインのカタルーニャが「時代のクライマーを映し出すキャンパス」だとしたら、ボルダーはそれ以上の魅力を持っている。
　車の外に見える風景は広大でこんな風景を見ていると見えてくるものも違うのだろう。日本の景色に「自由と進化」を重ねると果たして役には立つのだろうか？
しかし「時代のクライマーを映し出すキャンパス」以上の魅力を僕らも持ちたいと思う旅だった。

平山ユージ