日経新聞10月16日付け朝刊に「メキシコのナイカ鉱山に結晶洞窟」という記事が載っていました。「こんな光景は見たことが無い。天井から地面まで結晶ばかり。まるでSF( 空想科学小説)の世界に迷い込んだよう。結晶成長学が専門の塚本勝男教授(東北大学)のコメントです。壁には長さ1m程度の結晶がこびり付いており、床からは太さ1m、長さ10mの巨大な結晶が何本も伸びている。気温は摂氏55-56度、湿度ほぼ100%の環境が保たれています。この結晶は透石膏、別名セレナイトです。全て単結晶。単結晶は僅かな振動でも多結晶になってしまうので、簡単には作れません。成長は1年に0.0005-0.001ミリほど。長さ10mになるには水温55度なら50万年、56度だと100万年かかると推測されます。地下水の流れや成分、温度が変わらず、、この状態が50-100万年間保たれていたわけです。セレナイトはヒーリングに使われますが、このサイズとなるとどれだけのパワーがあるのでしょうか?ちなみに原子が平面や立体に規則正しく並んだ個体を「結晶」、固体全体が一つの構造のときを「単結晶」と呼び、ダイヤモンドなどは単結晶。これに対し、沢山の細かい単結晶が集合した固体は「多結晶」。高温で溶けた液体を急速に冷やすと、規則性ができる前に固まり、アモルファス(非結晶)になるそうです。又結晶に近いがアモルファスではない固体は「準結晶」と呼ばれ、結晶のように立体的に繰り返す基本単位はないが、規則性はあるとのことです。


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