行雲流水

行雲流水

薬剤師が役者になり、気づいたらNYで俳優修行!帰国後は役者&薬剤師&演技講師&翻訳。息子が生まれ2児のパパになったので、50歳で都会を離れて岐阜県恵那市に移住!移住後もオンラインや月一の東京遠征で演技を教えてます!

とうとう、翻訳に2年をかけた演技本『TRUTH』が出版されました!


店頭でも、楽天やAmazonでもお求めいただけます。


この本は、ニコール・キッドマンやジュリエット・ビノシュといった名だたるハリウッド俳優の


演技コーチを務めるスーザン・バトソンが書きました。


ご訪問、ありがとうございます!

 

このブログでは、俳優歴31年、演技講師歴8年、薬剤師歴21年の筆者が

 

「真実が人を解放する」という信念の元、現在までに延べ人数3000人を超える俳優さんの育成に関わる中で感じた

 

「人生と演技の共通点」

 

の中から一つ、お伝えしたいこと

 

「自分以外の何者かになろうとすると、演技・芝居は上手くいかない」

 

について書こうと思います。

 

えっ? 演技って自分じゃない人になることじゃないの?

 

と思われた方もいるかと思います。

 

僕自身、演技の入り口は

 

自分以外の何者かになりたくて始め、その経験が楽しくて演技という沼にハマっていきましたから・・・

 

と、演技論になると非常に長く、熱くなってしまうので、それは別の機会に‼️

 

 

 

本題に戻ります!

 

「自分以外の何者かになろうとすると、演技・芝居は上手くいかない」

 

でしたね。

 

演技を教えて始めた頃に特に気づいたことがあります。

 

みんな真面目に、真剣に取り組んでいるんです。

 

でも、「ちゃんとしよう」とすることに、逆にできなくなっていく

 

自分の求める結果を手に入れることができない・・・

 

そんな生徒さんが沢山いました。

 

「こうあるべき」や「こうなりたい」が強すぎるために、

 

自分自身が何を感じているのか? 何をしたいのか?が分からなくなっている人は多くないでしょうか?

 

 

 

ここで起きていることの構図としては

 

「こうあるべき」「こうなりたい」

      ⇩抑圧

   自分自身の真実

      ⇩

本来の自分自身にアクセスできない

      ⇩

  何を感じているのか?

  何をしたいのか?  分からなくなってしまう

 

という感じです。

 

ここで自分自身と向き合うためのギリギリの条件のワークをすることで、

 

自分が着けていた「誰かになるための仮面」を外し

 

自分を発見し、時には感情を解放し、時には抱えていたものを手放すことで

 

自分を理解し、共感し、自分自身が何によって動かされてきたのか?を知ることができます。

 

 

 

ワークを通して発見した自分自身の真実は

 

「親子関係」に起因するものがほとんどです。

 

(ワークは非常に個人的なことなので、

ワークの後に僕から参加者に話していることのみ

基本的には記録しています)

 

 

 

・愛と怒りが同居する中での葛藤

・自分も許せない状態にある

これらに対しての自分で気づくこと

                     ↓

・親に対して怒りを抱いてはいけないという思い込みを持っていた

・怒りを認めて、対象に言葉を伝える

       ↓

     葛藤の解消

 

ワークの中で行動して、手放すことで楽になった例です。

 

この方は、演技をする時にどうしても「怒り」を抑えてしまう癖がありましたが、ワークを通して、自分の真実を知り、怒りに気づいて手放すことを通して、演技で「怒り」を使うことができるようになっただけでなく、人生でも楽になった例です。

 

 

 

これも親子関係に起因していますが、

 

物事をどう捉えられるか?という視点は、

 

きちんと自分と向き合う中で、自分が感じたことを受け止めて認めることから始まると思います。

 

 

 

「弱さ」や「苦しみ」といった経験は

自分自身の「個性」として活かせる時が来ると信じています。

 

僕たち俳優は、自分が経験してきた「傷」を想像上の人物を生きる上で

唯一無二の表現として「武器」にすることができると思います。

でも、それは俳優だけじゃないと思います。

 

 

 

人間には「ホメオスタシス」という生き残るためのシステムが搭載されています。

だから、毎回気づいていくしかないのです。

 

 

 

こうじゃなきゃいけない・・・

 

その思い込みの下に

どんな欲求があったのか?

 

自分に対しての我慢は

他者に対しての厳しさに変化する

そしていつしか

生きづらさに繋がってしまう・・・

 

Private Momentというワークは

そんな自分の本音に

気づかせてくれる

 

自分に対する新しい視点の獲得

セルフコンパッションに繋がることがある

 

「気づき」からの「手放し」

 

 

 

インナーチャイルドを解放できると

自分との信頼関係が一気に改善します

 

抱えていた感情を認めること

あの時、言いたかったけど言えなかったことを

言わせてあげること

 

人生が変わる瞬間です。

 

 

他の誰でもない「自分自身として生きる」ことを

 

僕は「演技」を通して、「演技を伝える」ことを通して学んできました。

 

演劇や演技って、なんか関わりがないって感じている方も多いと思いますが

 

結構、人生と繋がっているんだな〜なんて、このページを見て

 

少しでも感じていただけたら幸いです‼️

 

 

 テーマに関しては、以上になります。

 

 ここからは、もう少し知りたい!という方のために。

 

もう少しだけ、演技や俳優・役者という存在について書いてみようと思います。

 

自分以外の人間(作家や脚本家の描いた世界の人物)の言葉と行動を

 

自分の肉体や声、思考など存在を使って表現していくのが

 

「俳優」、もしくは「役者」と呼ばれる職業人になります。

 

 

 

演技の世界では昔から俳優自身のことを、演奏家の持つ”楽器”に例えてきました。

 

そうなると、台本や脚本は”楽譜”ということになります。

 

きちんと「曲」を演奏するためには、楽器の”調律”が重要になってきます。

 

演技のクラスは、この調律に相当すると思っていただくといいかもしれません。

 

自分はどんな楽器で、どんな音階が得意で、どんな曲調が好きか?

 

などなど、俳優は自分自身を知る必要があります。

 

この自分を知る過程において、

 

俳優さんに「NEED」という観点から、自分自身と向き合ってもらっています。

 

NEEDを探る過程はかなりハードです。

 

でも、そこで自分自身と出会うことで

 

「闇」だと自分で思い込んでいた

「本当の自分」の声を聴き、

「内なる思い」を発するとき、

自分の中の「光」に気づきます。

 

 
このブログでもNEEDを中心として、色々と書いておりますので
 
興味がありましたら、お読みください。
 
 
お付き合いくださり、ありがとうございました💫
 
青山拝