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石田マネジメント事務所

技術やものづくりに関する最近の話題と気づき、ちょっとした備忘録を書いています。

いつだったか忘れましたが、日本の製造業とかSIerはAI事業でどうしたら成功できるか、というディスカッションがあった。


いろいろな話が出ましたが、ある方が「米国でAIを主導しているのは、GoogleというWeb事業者、アマゾンという小売配送業者である。GEなどの伝統的な製造業が生み出しているわけではない」と言っていました。

 

こうした会社の経営者は「イノベーションに失敗はつきものであり、われわれは多くの間違いを犯し、多くの失敗をする。そして失敗とイノベーションを見分けられるとは考えていない」というマインドである。

 

一方日本の老舗メーカは、「まず事業部が抱えている工場などの固定資産、人件費などの固定費をまかない、数百憶以上の売り上げ規模になるのか」 という思考回路になる。

 

他社が何かを始めると、「なぜウチではできないのか」という圧力がかかり、各社がそれぞれ失敗しそうもない同じようなことをやるので、たちまち食い合いになる。

 

たしかそんな主旨の話だったと思います。日本でもいくつかAIを活用したベンチャーが出ていますが、老舗企業の中でくすぶっているやる気のある若手、中堅の人が皆結集してAIのノウハウが集結できるような事業組織体を構築できないのでしょうかね。

とある一部上場企業様の新人研修のご対応中です。いろいろな気づきがあり、なんとも新鮮な気持ちです。

 

一番の気づきはというと、女性新入社員の多さです。

 

5:5か、6:4位の割合でほぼ半々。もちろん職種が何か特殊なものなのではありません。

 

この会社様のポリシーもあるのかと思いますが、企業の側の意識もかなり変わってきているのでしょう。

これは元々は、AIで画像認識の学習に介入して邪魔するために考え出されたアルゴリズムといいますか、強化学習法です。

 

著名なのがGAN(Generative Adversial Newtwork)というもので、にせものの画像を意図的に作り出す部分と、それが本物か偽物なのかを判定させる部分にわけ、それぞれにDNN(Deep Neural Network)でモデルを組んでやるもののようです。

 

しかし、応用は早く、例えばリコーはロボットの模倣学習にこのGANをベースに新たにアルゴリズムを開発し実践適用を試みています。

 

またセキュリティ分野では、敵対的生成ネットワークを用いた攻撃を防御する研究も進んできている。

 

AIを狂わせるためにAIで攻撃し、それをAIで防御する。世界中で血眼になって知恵を振り絞っているのでしょう。

 

この世界は動きが猛烈に早く、半年たつと何かが出現し、1年もすると新たな構図が出来上がる。面白いといえば面白いですが、世界の進運に後れざらんことを日本の研究者、エンジニアも期してほしいですね。