「前夜」のピーター・バラカンとマイケル・ジャクソン 2007年07月12日
第1期12号で完結した前夜だが、その最終号に音楽関係の原稿が2本ある。ひとつがピーター・バラカンの「音楽とほんとうに出会えているか「洋楽」の変遷をめぐって」と、高和政の「マイケル・ジャクソンという矛盾・クロスオーヴァーの果てに」である。どちらも中身の濃い内容であった。
バラカンはアフリカンアメリカンの音楽に先に触れていたので、ヨーロッパのロックが好きではなかったと言うが、これは私の立位置とたいへん似ている。このことは彼の著書「魂(ソウル)のゆくえ」ですでに知っていたことではあるが…
70年代80年代のいわゆる「洋楽」(この単語は私が学生の頃にはなかった)を俯瞰していて、その視点が面白い。そして商業化せざるを得なかった音楽業界に対しての分析を、ライブ・エイドとの関係で分析し、それは鋭い。
高和政の「マイケル・ジャクソンという矛盾」は、MTVで最初に放送されたアフリカンアメリカンがマイケル・ジャクソンであったというところから書き起こし、人種的なクロスオーヴァーを要求されたジャクソンという存在を「消費」ととらえアフリカンアメリカンの「行くべき道」に言及している。
立ち読みしていただきたい。
