迷惑であるからこそのほのぼの感 | leraのブログ

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映画『あ、春』


 第四インターの活動家であった相米慎二が亡くなって10年以上経つ。この作品は中島丈博が脚本が書いた。相米らしい「ほのぼの」感が伝わってくるが、彼の言う「ほのぼの」感というのは安穏とした生活のことではない。




 「とんでもない迷惑」が日常としてあるのが人間の生活で、そこにこそ「ほのぼの」感があるという姿勢だ。確かにこの映画の登場人物たちは多くが「とんでもない迷惑」を蒙り、あるいはかけている。




 この映画では富司純子が光っている。


 ドライブインでのやりとりもそうだが、30年振りで前夫と会ったシーンは出色の出来である。