『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロの小説と映画 | leraのブログ

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 ブッカー賞作家カズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』がマーク・ロマネク監督によって映画化された。作家が監督について朝日新聞のインタビューにこう答えている。


 私は成瀬巳喜男や小津安二郎の映画が好きだったが、ロマネク監督も同じころの日本映画が好きだった。主演女優のキャリー・マリガンの演技は、高峰秀子や原節子を思い出させる。

 顔の表情をあまり変えずにわずかなセイフで深い感情を喚起させる方法で、見ているとイギリス人が出演している日本映画のような気がした


 無論小説『わたしを離さないで』は優れた作品である。そして映画化の難しい作品である。私は原書に触れていないという理由で、映画の評価から逃げている。

 

作家の発言を読んで、日本映画とのかかわりといった印象は全くなかった。

 単に私が気付かなかったのだと思う。

 ひょっとしたら別の「見方」ができるのかもしれない。