何の実か一瞬分からなかったが、この場所には木瓜が咲いていたことを記憶していたのでボケの実と判定

実のところ、葉を見ただけではボケと判定できない「基礎知識」である。

ボケ(木瓜[3]学名Chaenomeles speciosa[4]は、バラ科ボケ属落葉低木日本に自生するボケは、クサボケといわれる同属の植物。

よってこのボケも正しくはクサボケ。

この実を見てウリの実を連想できない「基礎知識」しかない。

果実に似ており、になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも[5]、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われる。『本草和名』(918年)には、果実の漢名を木瓜(もくか)、和名を毛介(もけ)として登場する。

原産地は中国。平安時代に日本へ到来。帰化植物となっている。

 
落日のふと寒木瓜の朱を点ず 加藤楸邨
 
木瓜垣の裾草も濃き島暮し 成田千空
 
平氏二十三代緋木瓜つぶらにて 鷲谷七菜子
 
木瓜を咲かせて陶師沈寿官 清崎敏郎
 
月光を弾けば減る爪夜の木瓜 五島エミ
 
ある街の木瓜の肉色頭を去らず 三谷 昭
 
烏には近よりがたき木瓜の花 大島邦子
 
旭が木瓜に紅贈るごと誕生日 野澤節子 『雪しろ』
 
はらわたに沁み逃げられぬ木瓜の紅(腹部疾患) 殿村菟絲子 『牡丹』
 
脱ぐ仮面なし花木瓜のねむきいろ 柴田白葉女 『夕浪』
 
口ごたへすまじと思ふ木瓜の花 星野立子
 
木瓜咲くや漱石拙を守るべく 夏目漱石
 
旭が木瓜に紅贈るごと誕生日 野沢節子
 
木瓜の色褪せよ褪せよと雨の降る 高浜虚子
 
木瓜紅く田舎の午後のつづくなる 橋本多佳子
 
心足るひと日寒木瓜もさかりなり 水原秋桜子
 
木瓜の咲きつぐ花もなかりけり 安住 敦
 
耳敏くあり寒木瓜のひらく夜は 阿部光子
 
木瓜や身の芯熱の抜けきれず 鈴木庸子
 
木瓜や外は月夜ときくばかり 増田龍雨
 
木瓜の緋に手を出し刺され老いたるよ 守田梛子夫
 
木瓜紅く田舎の午後のつづくなる 橋本多佳子
 
木瓜咲きぬ歯と飯茶碗欠けもせで 秋元不死男
 
老妻のせちに水やる更紗木瓜 山口青邨
 
初旅や木瓜もうれしき物の数 正岡子規
 
紬着る人見送るや木瓜の花 許六
 
浮雲の影あまた過ぎ木瓜ひらく 水原秋櫻子
 
木瓜を見てをれば近づきくる如し 石田 波郷
 
身のまはり雑然たるに壺の木瓜 黒田櫻の園
 
木瓜燃えて真昼愁ふることもなし 相馬 遷子
 
木瓜咲くや巻藁にさす雛の首 岩城のり子
 
木瓜の昼子は空事を描きにけり 伊丹さち子
 
出土壺罅はしり木瓜ふゝみけり 黒木 野雨
 
木瓜あかし一言に足る母の愛 高木美紗子
 
更紗木瓜解けば風あり植木市 水原秋櫻子
 
木瓜の上を園児の笑ひ過ぐ 中村梶子
 
木瓜に耳かゆきまで日向なる 山田佐人
 
木瓜や先きの蕾に花移る 及川貞
 
木瓜や乳房吸ふ手の紅さし来 田中茗児
 
木瓜の日に日に淡く咲き満ちぬ 小川斉東語
 
木瓜のほとりにつもる月日かな 加藤楸邨
 
木瓜の咲きつぐ花もなかりけり 安住敦
 
木瓜や外は月夜ときくばかり 増田龍雨
 
旭が木瓜に紅贈るごと誕生日 野沢節子
 
木瓜燃えて真昼愁ふることもなし 相馬遷子
 
赤き木瓜揺れをはり我揺れゐたり 加藤楸邨
 
木瓜を見てをれば近づきくる如し 石田波郷
 
肩を越す木瓜のまぶしき中通る 篠原梵
 
口ごたへすまじと思ふ木瓜の花 星野立子
 
木瓜の実のやゝ偏屈を愛しけり 岩岡中正
 
 

「木瓜の実」を詠った句は最後の一句のみ。

ボケの実の枝のはざまに隠れおり 

葉隠れのごとく雨中の木瓜の実は

温室内のマンゴーの実。

マンゴーの木が何本もあり、そのすべてで結実している。

アップルマンゴーは少し色合いが違う。

ジャボチカバ(学名: Plinia cauliflora (Mart.) Kausel、英語: Jabuticaba)はフトモモ科の常緑高木。に直接生える、果皮が濃紫色または濃紺色の果実が食用となる[2]。名称はブラジル先住民族トゥピの言葉で「のいる地」という意味。別名がいくつもあり、「ブラジリアングレープツリー」「ジャブチカバ」「ジャボチカ」「グアペルー」「ヒバプルー」「ウバプルー」「サバラ」などと呼ばれる。南アメリカ大陸ブラジルアルゼンチンパラグアイボリビアなど)を原産地とし、現在は果物として収穫するため栽培されている。

ブラジルでは消費が多く、盛んに経済栽培が行われている。また、カリブ海諸国で広く栽培されている他、アメリカ合衆国テキサス州カリフォルニア州などでも栽培される。カリフォルニアに持ち込まれたのは100年以上も前で、かなり涼しいサンフランシスコ周辺での露地栽培の記録もある。日本では沖縄県鹿児島県などで少量の栽培が行われている。

ジャボチカバ

深海のマンガン団塊ジャボチカバ

 

かなり遠くからズーム撮影。そこに咲いているのを知っているから言える。ガウラだと。

花ガウラ人の通らぬ道の端に

茎折って姫女苑の季の到来を

市と契約しているのか。近隣公園、街区公園各所でレンタルサイクルの設置場所を見る。

↑近隣公園(椀田公園)  ↓街区公園(森公園)

緑化植物園内の展示室ではアートフラワー展開催中

昨日覗いた時には無人。明日も出かけるつもり。

梔子の実 対象がユニーク

葉はもちろん、枝作りが上手いと思う。

梔子の実のみ華ぐ坊の垣 貞弘 衛
 
口閉ぢて梔子の実の赤らみし 高場 ナツノ
 
梔子の実のつややかに妻の空 庄司圭吾
 
梔子の実より始まる立ち話 乙武佳子
 
梔子の実やをみならの小さき旅 宮地 淳
 
梔子の実の色にある日の詰り 永井龍男

↑柿   ↓サギソウ

作者の名は知らなかったが、うまい。
藤井聡太の全冠保持は280日で途絶えた。