今が、市内では花期のようだ。年数回花期があるように思う。

爆ぜ蘭は、俳句では三時草として詠われる。

と書いては見たが、検索すると、爆ぜ蘭でも三時草でも例句は登場しない。

爆ぜ蘭は葉の緑が目立つので、開花していなくても目に付く。

「爆蘭」、「米花草」、「花火草」などでも例句は登場しない。

花火草に映りて揚りけり 池内たけし(1889-1974)
「花火草」ではこの句が登場したが、これは「花火草」の例句とは言えない。

近所ではこの草はまったく珍しくはない。

 

意図的に植えた(蒔いた)わけではないが、芽吹いたので鉢上げしたこの草、爆ぜ蘭ではないかと思っている。

蒔いたはずのものは芽吹かず、この草だけが芽吹いているが、これもハゼランのように見える。

トゲジシャの成長期

触ろうと思ったことはないが、触っても痛くはないという解説を読んだ後は、時々触っている。たしかに見かけに関わらず、柔らかい葉であり、棘も尖っていない。

スモークツリー。この樹は毎年のように紹介している。造園業主さんのお家の庭。

隣接の畑  今年は耕作・管理を断念なさったか。ナスやキュウリなどが植えられていたが。画面右手は東富松川(現 庄下川)である。

ヤブガラシが目立つ。

放棄地になったばかりに藪枯らし

 

窯潰えてをり藪枯たけてをり 加古宗也
 
まだ口をつけぬサイロの藪枯し 堀米秋良
 
狂ひ泣く童女光れり藪枯し 原 裕
 
老の手の赦さじと引く藪枯し 永井東門居
 
藪枯し引きむしらるる暑さかな 永井龍男

ウィキペディアの解説から

2017年の研究によると、ヤブガラシの蔓は、同種と他種の植物に同時に接した場合、正確に他種へと巻き付いていくことが確認された。また、同種に巻き付きそうになっても巻き戻す能力を持つことも確認された。ヤブガラシは同種をシュウ酸の量で認識していると考えられる。植物ではなくシュウ酸を塗った棒と他の試薬を塗った棒への巻き付き比較で、シュウ酸を塗った棒を避ける傾向が見られた。そのことから、シュウ酸への接触による化学認識、つまり味覚のような識別機構があることを意味する。

 

論文は

Vine tendrils use contact chemoreception to avoid conspecific leaves | Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences (royalsocietypublishing.org)

我が家の茗荷畑

トロ箱と一つのプランターでも育てている。