ブラシノキの白花種に見える。そういっても間違いではないようだ。

葉も花房も通常のものより小型、小さい。

Narrow-leaved Paperbark Tea tree が一般名のよう。

コバノブラシノキ属に属するよう。

かつての園長さんはマダガスカルあたりに関心があったのに対し、ここ数代の園長さんは

オーストラリアに関心があるのかも。

ニューサウスウェールズの北部ベリナのバンガワルビン川周辺の沼地にティーツリーの木が分布しているが、1976年にはサーズデイ・プランテーション社が再開発を行い最高品質の木を栽培している。1985年には生産量は10トンだったが、1990年には60トンとなり、1998年には需要は700トンとなった。←ウィキペディア

くちなしの花

くちなしを艶なりといふ肯はず 高浜虚子

平仮名表記の句もある。

くちなしを手折る女の腋くらし 岸田稚魚

老い無惨ともいとしとも花くちなし 柴田白葉女 『月の笛』

今朝咲きし山梔子の又白きこと 星野立子
 
梔子の実のみ華ぐ坊の垣 貞弘 衛
 
錆びてより梔子の花長らへる 棚山波朗
 
梔子の香のうかがへる天守閣 進藤一考
 
あさきゆめ梔子の香が濃かりけり 平井照敏
 
口閉ぢて梔子の実の赤らみし 高場 ナツノ
 
梔子やできぬ約束してゐたり 浦川聡子
 
梔子の実のつややかに妻の空 庄司圭吾
 
あさきゆめ梔子の香が濃かりけり 平井照敏
 
梔子経消壺のあをあをと 柚木紀子
 
梔子の賤しからざる旧居かな 清崎敏郎
 
梔子の褪せどき老いの労りどき 加倉井秋を 『武蔵野抄』
 
梔子や吹雪とこもる一顆あり 『定本石橋秀野句文集』
 
梔子の実のみ華やぐ坊の垣 貞弘 衛
 
梔子の実より始まる立ち話 乙武佳子
 
梔子の実やをみならの小さき旅 宮地 淳
 
梔子の実のつややかに妻の空 庄司圭吾
 
梔子や築地の崩れ咲きかくし 麦 水
 
梔子の火が晴天をまねきけり 平井照敏
 
梔子の実にかかげ干す洗いもの 森田ひでよ
 
梔子の実のつややかに妻の空 庄司圭吾
 
梔子に提灯燃ゆる農奴葬 飯田蛇笏
 
梔子のねばりつくごと闇匂ふ 森島幸子
 
梔子に横顔かたき修道女 三宅一鳴
 
花山梔子おのが匂ひに傷みけり 佐藤美恵子
 
梔子の匂ひをくぐる静けさよ 岩田由美
 
梔子の匂ひをくぐる静けさよ 岩田由美
 
顎剃る至近山梔子はありぬ 中田剛 珠樹
 
梔子や家をはなるること二日 中田剛 珠樹
 
城ちかき山梔子の花凋みたり 中田剛 珠樹
 
膵病めば梔子色に春の月 土岐錬太郎
 
梔子を一輪浅井忠の墓 岡田史乃
 
梔子の実にある朱や霙降る 永井龍男
 
梔子の実の色にある日の詰り 永井龍男
 
梔子の香に眠り落ち女どきなる 山田弘子
 
プールサイドに梔子の花載せ泳ぐ 能村登四郎 枯野の沖
 
我宿の山梔子しろし杜宇 松岡青蘿

和名クチナシの語源には諸説ある。果実が熟しても裂開しないため、口がない実の意味から「口無し」という説[7][8][9]。また、上部に残る萼を口(クチ)、細かい種子のある果実を(ナシ)とし、クチのある梨の意味であるとする説[7]。他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木)、よってヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味からクチナシに変化したという説もある。

漢名(中国植物名)は山梔(さんし)であり[10]、日本では漢字で、ふつう「梔子」と書かれる。

八重咲きの栽培品種が多く、属名の英語読みからガーデニアともよばれる[11][12]。花にはジャスミンに似た強い芳香があり[13]、学名の種小名jasminoidesラテン語で「ジャスミンのような」という意味である[

 

例句を見ると梔子ではなく山梔子とする表記も一般的なよう。

梔子の花の汚れを皆が言う

 

植え込みなどに利用されているものは、あまり花付がよくないように思う。

サンゴジュ(珊瑚樹)の花

和名サンゴジュは、盛夏からに真っ赤に熟す果実が柄まで赤く、この姿をサンゴに見立てたのが由来となっている。

この花数の多さに比して秋の実りは多くない。