駅前の一画(隅)で茂る木。植えられたものではないので、ある時期に伐採されるが、
翌年にはまた生えて来る。生えてくるたびに株は大きくなってくる。
駅前のビルの2階回廊(サンサンタウン1番館)へ通じる階段の下。
無花果に似てはいるが、それ以外の樹ではないかと思い、NHKみんなの趣味の園芸欄に画像付きで
投稿したが、返ってきた回答はすべて「イチジク」。
いまでもイチジクはこんな形で叢生はしないと思っている。
なにか教えて頂く方はおられないであろうか。
無花果ならば、実が生らない理由は何だろうか。
一般的なイチジクの葉とは少し違うように見える。
2階の回廊から見た西側の新ビル(3番館)
かつても3番館は北館と南館の2棟からなっていた。南館は1階から6階までダイエーであった。
北館は、この辺りの再開発前にあった店が専門店の名で入居していた。1970年以前のこと。
みずほ銀行のビルと、右手火事によって更地となった市場跡に建った14階建てマンションの間から
六甲山が見える。
阪急電車塚口駅南改札
アリッサム。よく見かける花が、上手く咲かせるのは難しそうな花。
↑程度に茂ると見栄えがするが、欲を言えば葉が見えないほどに咲かせたい。
我が家のアマリリスは萎れてしまったが、まだ咲いているのものも見かける。
うまく咲けば、四方咲きとなる。
市内では柘榴の木もよく見かける。
- 川風の過ぎ人が過ぎ花柘榴 上井正司
- 夕暮の紙すべり合う花柘榴 田波富布
- 花柘榴裏山の空残りたり 森田緑郎
- 樹ごと微動し町工場の花柘榴 田川飛旅子 『外套』
- 花柘榴老人のゐずなりし家 岸田稚魚 『萩供養』
- 二つ釣りし簾の透間花柘榴 高浜虚子
- 若者には若き死神花柘榴 中村草田男
- 花柘榴落ちつつ強き日をまとふ 古川白雨
- 花柘榴また黒揚羽放ち居し 中村汀女
- 花柘榴燃ゆるラスコリニコフの瞳 京極杞陽
- 花柘榴すでに障子の暮色かな 加藤楸邨
- 花柘榴雨きらきらと地を濡らさず 大野林火
- 花柘榴情熱の身を絶えず洗ふ 中村草田男
- 墓碑名はアリヨーシャと読め花柘榴 西村和子 窓
- 五月雨にぬれてやあかき花柘榴 野坡
- 山鵲のゐて花柘榴そばへたり 石原舟月
- 蔵の燈がぼんやり見えて花柘榴 八木林之介 青霞集
- 若者には若き死神花柘榴 中村草田男(1901-83)
- 花柘榴雨は銀杏にあがりけり 泉鏡花
- 花柘榴大雨に明けて白き空 内田百間
- 妻の筆ますらをぶりや花柘榴 沢木欣一 往還
- 水色は遠方の色花柘榴 桂信子 新緑
- 花柘榴の花の点鐘恵山寺 金子兜太 遊牧集
ネメシア
南アフリカ原産 和名 ウンランモドキ 昭和末期以降に家庭園芸の対象になったような花は
ウィキペディアの解説には登場しないし、歳時記にも採録されていないものが多い。
よって例句も見つけにくい。