トクサであるが、何トクサなのか?
鉄路沿い、市営住宅の東側、ポンプ場の北側 びっしりと育っている。
鉄路の柵際にはウチワサボテンの群落がある場所。
画像をスマホで撮って検索した時には、ミズドクサかと思ったが、帰宅後「ミズドクサ」の画像検索結果を見ると、
現物は水性植物には見えないので、「タイワンイヌトクサ」で検索し直し。
ウィキペディアのイヌドクサの解説:
イヌドクサ Equisetum ramosissimum Defs. subsp. ramosissimum はトクサ科のシダ植物の1つ。トクサによく似ているが、普通は一回り細く、また直立する茎に少数の側枝を生じる点で区別される。英名は common horsetail である
掲載されている画像も鉄路沿いに生えているもの。
トクサよりは細いのは事実。
ウィキペディアの解説のつづき。
常緑性の草本[2]。地下茎は長く横に這い、地表に茎を出す。地上に出る茎にはスギナのような二形は無く、全ての茎が同じような形をしている。この茎は分枝無く直立するが、長くなると倒れ伏すこともあり、また基部、あるいは中程から不規則に数本の側枝を出す[3]。茎の高さは50〜112cm(最大幅では45〜204cm)、径は2.3〜3.3cm(2.2〜4.8cm)で、1つの節の長さは1.3〜1.4cm(1.0〜4.1cm)ほど。茎は淡緑色でその質は硬い草質で、断面は直径の1/2ほどの径の中空となっており、茎の表面には縦向きに多数の稜と溝があり、稜の上には突起が多い。節にある葉鞘は0.9〜1.2cm(0.7〜1.7cm)で、その先端は13〜15個(10〜18個)の歯片に分かれている。この歯片は狭披針形をしており[4]、基部が緑色で先端側は褐色に染まり、宿在性である。茎の先端にはツクシのような胞子嚢穂をつける。この胞子嚢穂の大きさは長さが01.1〜1.5cm(0.8〜1.9cm)、幅が0.4〜0.6cm(0.3〜0.9cm)である。胞子嚢穂の色は黄色で、形は長楕円形である[5]。基部の柄は不明瞭となっている。
この場所で、これほど丈が長くなっているのを見るのは初めて。
- 南無南無と木賊の青きまま焼べて 中原道夫
- 悉く木賊折れけりお取越 皆川白陀
- 木賊むら箒いれ居り敷松葉 保田ゆり女
- 陵みちに木賊刈り干し大和かな 宮下白泉
- 刈りとりて木賊ひと叢掌に軽し 新井悠二
- 木賊刈大日輪の申し子ぞ 平畑静塔
- 水無瀬家の裔とふ宮司木賊刈る 沖 敏子
- 水澄むや木地師の庭に木賊叢 柏原日出子
- 黴の宿黄楊櫛みがく木賊干し 小川斉東語
- 春の日や木賊色濃き詩仙堂 鈴木貞雄
- 一睡のゆめ木賊より鶉出で 宇佐美魚目
- 水漬きつつ木賊は青し冬の雨 中打汀女
- 谷水を踏まへて刈りし木賊かな 高浜虚子
- 木賊原小学校のありにけり 富安風生
- 遠景に煙のあまた木賊刈る 柳澤和子
- 話しかけいるは木地師や木賊刈 山田節子
- 澄みきつて木賊の中の薄氷 水野恒彦
- 人の世に木賊も蘆も刈らで老ゆ 相生垣瓜人
- 悉く木賊折れけりお取越 皆川白陀
- 磯の香のにじみ入りたる厚司かな 七戸木賊
- 水漬きつつ木賊は青し冬の雨 中村汀女
- 木賊刈りかなしみもなく子を産ます 堀井春一郎
- 岳蔽ふ雲を寒しと木賊刈る 三輪不撓
- 夕焼のにはかにさむる木賊刈る 高橋稚児
- 木賊刈る日取のことを僧にきく 角菁果
- 蓼科は秋の山なり木賊刈る 正木不如丘
- 刈りきし木賊枯るるにまして剛まる日々 中村草田男
- 木賊皆刈られて水の行方かな 高浜虚子
「犬木賊」を詠った句はなかった。
庄下川にかかる東川端橋東詰め南の園芸家の家側の壺鉢のなかの睡蓮
壺とも鉢ともいえないかも。
フウロソウ
ゼラニウムと区別してゲラニウムと呼ばれる。
夕方南東の方向に大きな虹があっかっていた。
北西の空 夕焼 新築マンションが見える。