一株のフクロナデシコ。タマスダレのプランターに一株芽生えた。はじめは、金盞花かと思っていた。その内にどんどん分枝。花が咲き出して初めてフクロナデシコと確認。

原産国はイタリア。サクラマンテナ、シレネ・ペンデユラの別名あり。

ヒルザキツキミソウも咲き始めた。季節は確実に、初夏に向かっている。

ほぼ毎日、パセリ、センニチコウ、ケイトウ、ワタ、バジルいずれかの種をまいている。

蒔く鉢やプランターがなくなったので、ビニールポットなども利用。

それらを配置する場所もなくなってきている。

バジルの芽吹き↑ 出来る限り薄播きにしている。

鉢植えであるが立派に育っている。数年前から斑入りのない葉が出て来るようになった。

ギボウシ。

女人のみ泊める坊舎や花擬宝珠 奥 令子
 
日ざし恋ふ擬宝珠の丈や大樹海 大津希水
 
花売りの擬宝珠ばかり信濃をとめ 橋本多佳子
 
絵島の地擬宝珠は花を納めたる 井桁白陶
 
青嵐瀬田の擬宝珠を吹めぐる 巌谷小波
 
擬宝珠に夕べの雨の雫かな 田村 秀子
 
草刈も影もさやけし花擬宝珠 藤田湘子
 
仏間よりとどくまなざし花擬宝珠 鈴木蚊都夫
 
擬宝珠のむらさき汚れ悲別鉱 堺 信子
 
花売りの擬宝珠ばかり信濃をとめ 橋本多佳子
 
擬宝珠またかざせる花に白絣 中村汀女
 
雨音の高まりて来し花擬宝珠 田中芙美
 
絶壁に擬宝珠咲きむれ岩襖 杉田久女
 
這入りたる虻にふくるる花擬宝珠 高浜虚子
 
石叩き叩く擬宝珠をきめてをり 中村天詩
 
わが胸は小さくなりぬ花擬宝珠 石田波郷
 
花もろとも擬宝珠を刻む岩魚汁 小林黒石礁
 
煽られて影をふりまく花擬宝珠 仙田洋子 橋のあなたに
 
野蒜つむ擬宝珠つむただ生きむため 加藤楸邨
 
睡き子のかたむきかゝる花擬宝珠 石田いづみ
 
登り来て擬宝珠花叢霧ふかし 村沢夏風
 
擬宝珠咲きたわみて風にゆれやすし 八幡城太郎
 
花売りの擬宝珠ばかり信濃処女 橋本多佳子
 
旅ゆけば我招くかに擬宝珠咲く 角川源義
 
湖張つて一襞もなし花擬宝珠 秋元不死男
 
這入りたる虻にふくるる花擬宝珠 高浜虚子