ナガミヒナゲシが咲き始めた。

まだ群れ咲き状態のものには出会わない。

↑は線路を囲う柵の外の排水溝の岸辺の道路際。ヨモギ、アジアンタム、イノモトソウ

ホウキギクの枯れ軸などが見える。

右端のものが、アジアンタムで、真ん中のものがイノモトソウ。その左手のものを「クサソテツ」と

紹介してきたが、画像確認をするとクサソテツはシダ(幼芽はコゴメとして食用可)の画像が出て来る。

場所によっては、涸れ溝じょうたいのところに密生しているのはオニタビラコと思っている。

コオニタビラコは冬のものという潜入感があるので。コオニタビラコは春の七草のホトケノザである。

今ではホトケノザは別のもの(葉の形態が仏座に似ている)を指す。

コオニタビラコはヤブタビラコ属の種であるのに対して、オニタビラコはオニタビラコ属に分類される別属の植物。

オニタビラコはコオニタビラコより、より大きくタンポポに似ている。オニタビラコも現在ホトケノザと呼ばれているものも

食して独ではないらしいが、コオニタビラコほどの風味はないそうである。

このオニタビラコともっと小柄なコオニタビラコの見分け方は知らないが、4月になってこんな風に

タンポポに似た葉を示すものは、コオニタビラコではないと解釈している。

同じ場所にノジスミレが群れ咲いている。

7,8年前までは、↑のお家の柊の木の下に生えていて、花を咲かせると可憐でかわいいと思っていたが、

ここ数年は我が家周辺の舗道脇にもいっぱい芽吹いて咲いているが、この線路際ほど密生して群れ咲いている場所はない。

最近では庄下川遊歩道の石垣下にも、石垣の間からも生えていて、まったく珍しくない。

この線路沿いのものは株も大きいし、花数も目立って多い。これほどの大株のものは庄下川では見ない。

道路脇を越えて、今では阪急電車の線路を囲う金網を越えて溝端に列をなして群生開花している。

冬になっても枯れないものもある。しかし今が花時である。

線路の向こう側の溝には田字草(デンジソウ)が繁茂しているが、デンジソウは今では希少植物扱いになっている。

南側の溝沿いの柵にはデンジソウの案内板までぶら下がっている。

今日の近隣公園

10時ころに数えたら、北側の島、南側の島に合わせて25枚のシートが敷かれている。

テントも3つ。

二つの島を離れて島を遊歩道の外側の隣接の富松川や住宅に接する端の草地に

座る人も出てきている。

花は8分まで進んでいるものもある。

北の島では花の下ではない場所にもシートが敷かれ始めている。

この辺りに座を占めてもかつては目の前に桜の花が見られたが、3本ほどの島の外にあった樹は伐採されてしまった。

いまでは切株さえ分からなくなっているところもある。

にも拘わらず、我が家も予定を実行。

12時過ぎに公園へ

大混雑の公園

シートは50枚以上、テントも5つに増えている。

島の外、あるいは端っこの草地に設営開始

少子化時代とは思えないほどのチビッコの数。数えたら公園内には200人くらい滞留

花がかなり離れている場所に腰かけて

開宴

でも賑わいを眺めながらのソトショク(外食)は、毎年この季節には一度は経験。

ズームでこんな風景を共有出来て倖せ。妻に感謝。

帰宅後、夕桜を見に再(々)訪。

まだまだ人がたくさん   ほぼ満開の桜も

その上、夕食後再々々訪。夜桜を見に。

3組くらいがシートを広げておられた。夜は少し冷え込み。

家と公園の往復の途次に見た芝桜

芝桜もなかなか絨毯を敷いたようには咲いててくれないがこのお家の門前のものは見事

急速に温度が上昇してゆく春を予感させる

ツメクサの花

こんなに園芸種のように咲いているのを見るのは初めて

「爪草」では例句探し出せず。

風花や漆黒の能登の牛 黒田桜の園
 
きび~と折り曲げて鷹の 村上鬼城
 
舟倉に蟹は朱のより入る 佐川広治
 
猫の子の硬からず草若葉 富安風生
 
闘鶏の抱かれて蹴たたみけり 宮岡計次
 
年越の黒き切る百姓女 森 竜南
 
たてた猫のぬけ道 障子穴 西田美智子
 
靴下やいつからの伸び遅し 三枝 弘
 
胎内や//に火ともす/人差し指 高柳重信
 
を剪る冬のかもめのちりぢりに 黒田杏子
 
切らずにおればそり返る放生会 今尾康寿
 
仲秋の硯師の伸びやすし 黒田杏子
 
の荷車大き門を入る 草間時彦
 
ジギタリスの形に家系あり 阿保恭子
 
海鞘むきの手袋の中をたて 小枝秀穂女
 
月光を弾けば減る夜の木瓜 五島エミ
 
目張り剥ぐ目張りに猫のの跡 宮崎二健
 
猫が研ぎゐて祭囃子かな 細川加賀 『玉虫』
 
ちやんちやんこには猫のかかり易 波多野爽波 『一筆』以後