億両は今が花時

庭木図鑑からの引用:

ミヤマシキミ属に属する樹木は日本のほか、中国、フィリピン、ネパール等に分布し、その種類は4~10とされる。また、本種のようにお金にちなんだ名前の庭木にはマンリョウのほか、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(カラタチバナ)、ジュウリョウ(ヤブコウジ)、イチリョウ(アリドオシ)がある。

4月5月が花期である。

実の数が圧倒的に多いから「億両」と呼ばれる。かつてはこれをマンリョウと呼んでいたらしい。

私などは、実が上向きに生っているのが千両、(重くて)下向きになっているのが万両と俳句仲間に

教えて貰ってそのまま文献で調べたことはなかった。樒同様、実は有毒。

これは園芸店でのポット売り。ゲラニウム(フウロソウ)

ゲラニウムは、ヨーロッパ、小アジア、ヒマラヤ~中国南西部が原産地。

これはアメリカフウロ(ソウ)。開花が始まっている。

こちらは北アメリカ原産の帰化植物。1932年に京都で帰化が確認された。

いまでは近辺ではごく普通にお目にかかる野草である。大株で群生しているのを見かけるのも稀ではない。

 

風露胸に飾りて恋せんか 小林康治 『虚實』
 
霧ふれば霧に影して風露咲く 石原八束 『風霜記』
 
千島風露咲いてオロロン鳥孵る 石原八束 『藍微塵』
 
列なして人押しあぐる風露草 望月たかし
 
風露草日陰は風のゆるやかに 渡邊千枝子
 
よべの海霧丘にのこれり風露草 澤田 緑生
 
風露草咲きつぐ涯の利尻富士 宮川 斗潮
 
湿原の雲自在なり風露草 岡田和子
 
この岨の富士細身なり風露草 手島 靖一
 
言かけて跼むや霧の風露草 佐藤いね子
 
井の端の風露の乾き九月尽 菅裸馬
 
岳の日は伊吹風露の花に澄む 早崎明
 
詠われている風露草は、ゲラニウムと呼称されているものでも、アメリカフウロでもなく、ゲンノショウコと同じような

ピンクの花を咲かせるものであろう。

露地栽培のイチゴ。花が咲いている。かなりの量だが、市にはださず、孫や親せきを招いて

イチゴ狩をおられる。全体で1反弱の田圃の裏作地。

我が家から徒歩4,5分の地。七つ松線の手前(東側)

今年の栽培面積は広い。

萵苣(チシャ)、ネギとうとう

この辺りのマンション用地なども所有・処分されてこの300坪が最後の田圃用地だと伺ったことがある。

庄下川上流左岸の河川敷(といえるかどうか)のヒメオドリコソウ

なかにギシギシやニラやスイセンの葉が見える。

主流であった仏の座の縄張りを奪っている。

↑にはセイヨウタンポポの花も写っている。

河川敷といっても幅は2メートル少々。右手の黄色い花はヒメリュウキンカ

桜は咲いていないが、春らしい雰囲気が漂う。遠くに女子大の寮の跡地に建設中のクレーンが見える。