ピッコロシアターの前の花壇
ネモフィラが100株以上植えられている。
画像の右手は、道路を隔てて、古民家風の和食店
花が咲き始め、花数も増えてきた。それと並んで、パンジーやポピーが植えられている
ネモフィラの和名は瑠璃唐草。
- 瑠璃沼の瑠璃のさざなみ通し鴨 阿部子峡
- 小瑠璃の巣手にとりしとき小瑠璃鳴く 新井 石毛
- 瑠璃鳥の瑠璃隠れたる紅葉かな 原石鼎
- 瑠璃沼に瀧落ちきたり瑠璃となる 水原秋桜子(1892-1981)
- 散る照葉火口湖深く瑠璃なせり 角川源義
- 瑠璃の穂を吐きつぐ牡丹焚火かな 原 コウ子
- 新雪の蔵王瑠璃光浴びて聳つ 小倉英男
- 露草の瑠璃をとばしぬ鎌試し 吉岡禅寺洞
- 風入るる藤村旧居瑠璃鳥のこゑ 堀口星眠
- 行きし瑠璃鳥またかへしきぬ山葵沢 橋本鶏二
- 瑠璃鳴けば蓼科に雲厚くなる 秋山花笠
- 大瑠璃鳥や白灯台に灘の照り 岡部六弥太
- 下京の仁王の肩の瑠璃蜥蜴 坪内稔典
- 菖蒲葺く簷あり小瑠璃うたひゐる 水原秋櫻子
- 疲れ鵜の瑠璃の泪目なせりけり 石川桂郎
- 鳩の首瑠璃光放つ朱夏の宮 加藤耕子
- 囀に色あらば今瑠璃色に 西村和子
- 壷焼や瑠璃を湛へし忘れ潮 水原秋櫻子
- 瑠璃鳥の鳴くほの暗き籠の中 藤井 俊一
- 瑠璃王の東西南北みずけむり 夏石番矢
- 白露や瑠璃空に生きて逆流る 石原八束
- 陽を砕く貝殻のみち瑠璃あそぶ 堀 葦男
- 囀の機嫌の瑠璃に筆とむる 大橋敦子
- 彫刻のうしろ大瑠璃こゑみがく 河野多希女
- 瑠璃鳴くや熔岩の湿りに掌をおけば 星野麥丘人
- 立石寺大瑠璃鳴ける岩襖 皆川盤水
- 瑠璃色の海を秋待つ心とし 細見綾子
- ひとつぶの瑠璃ころげいづ龍の玉 飴山 實
- 雨のなか瑠璃やなぎ咲き夕ごころ 角川源義 『西行の日』
- 瑠璃やなぎ名も美しき月照寺(松江) 角川源義 『冬の虹』
- 白山に月傾くと瑠璃鳴くや 角川源義 『口ダンの首』
- 冬草の一つに瑠璃の玉を秘む 上村占魚 『石の犬』
- 霧氷林日を得て沼の瑠璃きはむ 角川源義
- 爆心と言ふも瑠璃なす冬の空 堀内 薫
- 純粋に木の葉降る音空は瑠璃 川端茅舎
- 秋冷や瑠璃色尽す山上湖 宮田俊子
- 底なし沼忽と瑠璃なす深山霧 鷲谷七菜子
- ラベンダー畑や夕日を瑠璃色に 青柳志解樹
- 汐浴びの声ただ瑠璃の水こだま 中村草田男
- 夏蝶の息づく瑠璃や楓の葉 水原秋桜子
- 瑠璃鳴くや熔岩の湿りに掌をおけば 星野麦丘人
- この沢やいま大瑠璃のこゑひとつ 水原秋桜子
- 立石寺大瑠璃鳴ける岩襖 皆川盤水
- 奥の湯へすぐる岩の門瑠璃鳥高音 皆吉爽雨
- 峡の水打つかはせみの瑠璃つぶて 平井さち子
- 五色沼その瑠璃沼の明け易き 山口青邨
- 血を喀けば勿忘草の瑠璃かすむ 古賀まり子
- 春禽の瑠璃の羽立てて嘴曲ぐる 水原秋桜子
- 壷焼や瑠璃を湛へし忘れ潮 水原秋桜子
- 唐草の色なくなりし蒲団かな 桜坡子
- 唐草の蒲団に眠る子二人 縹雨
- 蔓引けば唐草矢倉崩れ落つ 久米正雄 返り花
ネモフィラも瑠璃唐草も「俳句検索」では例句は見つからなかったが、最近はネモフィラも有名な草花となって名所も生まれているので新しい句が生まれているはずである。私もまだネモフィラで句を作った記憶はないが。
着生蘭 コウモリラン 2種の葉からなる。細長い葉と巣葉と呼ばれる平らな葉。アフリカ東部ないしマダガスカル原産
蝙蝠に見えないこともない。
和名はビカクシダ。ヘラジカの角の意。
葉牡丹もまだ形が崩れていない。↑などお家で仕立てられたのであれば
立派。
↑↓は都市緑化植物園の上坂部川にかかる橋の上