2段に重ねて花鉢を吊っている塀。何年かは続いても、やがて鉢が崩れるのと同時に鉢の数が減っていき、また数年したら鉢そのものがすべて姿を消すお家が多い。

 

このお家は当主がまだお若いのであろうか。年々立派になってゆく。鉢も新調されたように思う。数も増えた。門横の看板・表札も立派になった。

 英語学校である。幼児向け、成人向け会話スクール、受験英語指導すべてをこなされているよう。

釣り鉢の花も元気

鉢は椰子材か。桜草。プリムラ・ポリアンサが品種名だと思うが、ジュリアンという商品名の方が一般的になっている。

 ネットで学習したら、プリムラ・ジュリアンは日本で開発され、今では、日本では

プリムラ・ポリアンサ=プリムラ・ジュリアンで、商品名ではなく、プリムラポリアンサの代替語になっているらしい。

塀の下にもたくさんプランターが置かれている。

パンジーやビオラも今や日本のものが一番艶やかで、スイスにも輸出されているかも。チロルで見るペチュニアがサフィニアであるように。フランスで現在提供される牡蠣が日本原産であるように。富山県のチューリップ球根はオランダへ輸出されているかも。

 

ウィキペディア:

サクラソウ(桜草、学名Primula sieboldii)はサクラソウ科サクラソウ属多年草日本のサクラソウ類の代表で、日本では北海道南部、本州九州の高原や原野に分布し、朝鮮半島から中国東北部へかけても分布するが、野生の群落をみることはまれになっている。また埼玉県大阪府の県(府)花に指定されている。

 

江戸時代に育種が進み、数百に及ぶ品種が作られた古典園芸植物でもある[3]。2019(平成31)年時点では322品種を後述の「さくらそう会」が認定している[4]が、この中には明治以降の作出品種も含まれる。ニホンサクラソウ(日本桜草)ともいう。

 

また、サクラソウ属植物は世界中に約400種あり、ホザキサクラソウ(Primula vialii) など一部を除くと花の形や草姿に極端な違いがないので、「サクラソウ」を総称とすることが多い。したがって同属の他種が「サクラソウ」と俗称されることがあり注意を要する。園芸店で「サクラソウ」として売られている植物としては西洋サクラソウP. polyanthus)、オトメザクラ(P. malacoides プリムラ・マラコイデス)[5]、トキワザクラ(P. obconica プリムラ・オブコニカ)[6]、などがあり、本種は少ない。

 

このお家は塀沿いだけでなく、お庭も覗けるが、まさにイングリシュ・ガーデン。

 

ロンドン郊外に滞在していた時に、ガイドブックを買って、庭園巡りをしたが、多くの庭は、観葉植物が中心ではあった。日本のヤツデなどを必ずと言っていいほど植えていた。鉢植えではなく、地植えが中心。たまたまかも知れないが、ローズガーデンは、オープンガーデンではあまり出会わなかった。

 入場料1ポンド(当時)、ティー1ポンドであった。入場料に相当するものは

公開庭園協会への協賛金となると聞いた。

 

門の中の風景。左手はもっと立派だが、撮影遠慮。

我が家のレモンの木の剪定枝

剪定バサミで切り取れる部分のみ金曜日のごみ袋へ

 

しづめ元日の川流れをり 行方寅次郎
 
牡蠣舟の舳をゆく月のかな 岸風三楼
 
海月漂ふ一切かかはらず 大澤ひろし
 
花守のを焚きて更かしをり 今井千鵲子
 
垣繕ふをながす千早川 河北斜陽
 
焼く煙のなかの冬の蝶 澤木欣一
 
焚くうしろにはかに十二月 長谷川双魚 『ひとつとや』

ノコギリで残りの部分も切断(細断)これは、そのまた次の火曜日のゴミ出し日へ分散。

 

とりに凌霄の花とすこし 高野素十
 
の中でベレーのはたく 佐野まもる
 
取をこぼるゝや秋の暮 草城
 
取をこぼるゝや秋の暮 日野草城
 
あらぬ帛紗打ち宗易忌 井沢正江 湖の伝説
 
白菊の目に立て見るもなし 白菊や目に立て見るもなし 松尾芭蕉
 
大井川波になし夏の月 清滝や波になき夏の月 松尾芭蕉

ホトトギスの新芽