更地の整備。朝方、何かの到来を待っている様子

やって来たのはミキサーカー

ミキサーカーが進入できるようない歩道の段差を削っていたようだ。

歩道と車道の間の仕切り石を外して段差をなくしたところを通り無事進入。

そこへまた保育園の一行がやって来た。向かう方向がこの前に見たのとは逆なので、

この道の北側にある保育園が出発点であろうか。園児が被っている帽子の色が違う。

門を出て、そのご一行の後を追ってみた。

雲の散歩わたしの散歩春立ちぬ 石井百合
 
山鳩のあゆむに蹤きて避暑散歩 岸野千鶴子
 
るんるんるんさやちゃん散歩赤い靴 おおしろ健
 
だんでいな老人散歩さざんか咲いた 柴田美代子
 
ぶんぶんをつけて戻りし朝散歩 後藤比奈夫
 
犬老いて散歩をきらふ冬の朝 萩原まさえ
 
夜の散歩銀河の岸にそふ如し 井沢正江
 
避暑散歩手作りジャムの小店まで 高間礼子
 
老神父カーネーシヨンを持ち散歩 星野立子
 
モネの絵の池畔を散歩夢はじめ 大野雑草子
 
漫々と散歩満天星芽を用意 清水清山
 
木犀を歴訪すべき散歩かな 相生垣瓜人
 
初蝉を遠くにききぬ夕散歩 内田八重子
 
春風のやさしき散歩車椅子 窪田佐以
 
雲と子の散歩ふはふは日の永き 近藤 伸子
 
春暁の散歩どこかで戻らねば 小野恵美子
 
秋気澄む伊能忠敬的散歩 佐々木六戈 百韻反故 初學
 
犬の好きな散歩コースやきりん草 植木登志
 
木苺をたうべ足らひて朝散歩 和田暖泡
 
高原の銀河は低し夜の散歩 塙告冬
 
秋日濃し縁側散歩されし縁 上野泰
 
犬の美醜競ふ避暑地の散歩かな 谷口桂子
 
藤村の墓へ散歩の落し文 伊澤織江
 
温泉の宿の朝の散歩のつるでまり 高浜年尾
 
見えてゐる海まで散歩風薫る 稲畑汀子
 
散歩圏伸ばして河鹿鳴くところ 右城暮石
 
青瓢ふらり散歩に出でしまま 櫛原希伊子
 
秋日和散歩唱歌も忘れゐし 相生垣瓜人
 
初雲雀鳴くや常なる散歩圏 徳永山冬子
 
被害妄想者そこらを散歩冬の蝶 山口青邨(1892-1988)
 
夏の月弟妹多き散歩かな 久米正雄 返り花
 
黄昏を閉戸先生の散歩かな 尾崎紅葉
 
海見えて真砂路遠き散歩かな 尾崎紅葉

ゆっくり歩いてももう一軒の建設現場の前で追いついた。

園児が乗っている「園児運搬車」の呼称を保育士さんに訊ねた。

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様々なお散歩カート、海外製のお散歩カートなどありますが、保育の現場で多くのシェアを獲得している老舗製造メーカー五十畑工業株式会社。国内で広く普及しているのは五十畑工業(株)の商品がほとんどです。その理由としてはお散歩カートの製造メーカーとして老舗であり、故障があった場合などは製造メーカーとして対応し、保育園のニーズに合った製品づくりをおこなっていることだと思います。
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お散歩カートが商品名で、その老舗メーカーで圧倒的シェアを占めているのが五十畑工業であることを学習。

 東京都墨田区に所在。

ミキサーカーはもうお役目ごめんなのか。歩道の仕切り石は、夕刻には新しものに置き替えられ復元されていた。

北側の隣家をへだてる塀際  配管接地空間のよう。

ネモフィラ