テイオウカイザイクは、ムギワラギクという和名もあるが、英名(原産地はオーストラリア)や学名で呼ばれることはない。英名はストローフラワー。ムギワラギクという和名はここから生まれている。

テイオウカイザイクは誰が名付けたのか。ともかくも、和名優位なのは、日本への到来が1960年より前であることを示しているように思う。

ヘリクリサムとかストローフラワーといった花名表記はみたことがない。

ウィキペディアには以下のような解説がある。

ムギワラギクは1803年のエティエンヌ・ピエール・ヴァントナによる Xeranthemum bracteatum が基となり、1805年にヘンリー・C・アンドリュースが用いたヘリクリサム属への組み替え名が2世紀近くにわたって用いられてきた。その Helichrysum bracteatum は1990年にニコライ・ニコラエヴィッチ・ツヴェリョフという学者により Xerochrysum という属に組み替えられるが、これは10年以上の間見過ごされ、1991年のアルネ・アンデルベリらによる分類見直しを受けたランドール・ジェームズ・ベイヤーがツヴェリョフによる組み替え名を用いることを2001年に提唱してからは Xerochrysum属とされている。

 

これによればヘリクリサムと呼ぶのはまずいことになる。学名表示ならクセロクサムか。 Xerochrysumはなんと読むのか分からない。

駅前の新築高層ビルの周りに植えられているサルココッカの実

あまびるり大きくならないので、剪定の手間が省けるのと、日陰でもよく育つこと、匂いがいいので、近年、ビルの周りの植え込みなどに利用されているよう。東アジア原産。和名は何であるか知らない。ツゲ科。

開花期は2,3月。花と実が同時に見られると解説するものがあった。

 

黄楊を刈りこみ過ぎて蜥蜴かな 五十崎朗
 
禅堂の門扉のゆるみ黄楊の花 深見けん二
 
黄楊の花ふたつ寄りそひ流れくる 中村草田男
 
黄楊の花ちるしづけさも田植まへ 勝又一透
 
内股に走る齢や黄楊の花 籏 こと
 
黄楊にまだ少しある夕明り 小田早苗
 
黄楊や蜂おとなしく食ひこぼし 島村 元
 
黄楊の垣低かりし人通る 安藤 尚子
 
爽やかに黄楊の櫛買ふ池の端 下山田禮子
 
水馬流るゝ黄楊の花を追ふ 高野素十
 
風の日は裏路えらぶ黄楊の花 和田賀代
 
黄楊にまだ少しある夕明り 東早苗
 
黄楊の花青春は貧とありしかな 金子明彦
 
父の忌の夫も好める黄楊の花 小池文子
 
子等の世に我れは遅るる黄楊の花 幕内千恵
 
晩節やひそけき黄楊の花愛し 宮下翠舟

我が家から↑のようにみえる更地で作業が始まった。↑午前 ↓午後

部分的に砂利が敷かれた。

大和ハウスが施工業者名。「塚口町3丁目プロジェクト様」が注文主のよう。

マンションが建つのであろうか。

ゴシキトウガラシ