庄下川は全体において河川敷と呼べるような草地はないが、上流では土だまりがとなりある。私の野草観察は主にそのごく限られた土だまりにできた草地である。

 晩秋となり、草地には桜落葉が舞う。

 鮮やかな緑の葉をしたリュウキンカの新葉が目立ち始めた。

色鮮やかな落葉の間に、枯れずにのこる緑がある。ノビル、ハタケニラ、水仙、

ナガエツルノゲイトウの蔓の間からリュウキンカの新葉

花も咲かないミニトマト、ぎしぎし

リュウキンカはこのまま3月まで草刈りが行われなければかなり復活するはず。

↑ではカタバミも見える。

彼岸花。1月には姿を消す。

ミゾソバの花はほとんどが枯れてしまった。

川面には午後の日差しが反射する。

この辺りの葦原が姿を消してしまった。リュウキンカのテリトリーになってしまったが来年はどうか?

石垣のノアサガオとランタナは勢力圏を広げた。除去対象にはならなかったようだ。

 

この草地で見なかった草が目に付くようになった。

チカラシバ

その上に雲の浮きたる力芝 佐々木六戈 百韻反故 冬の皺

いつも利用している「俳句検索」にはこの1句のみ。

久しぶりに「575筆まか勢」さんのデータベースから。

(俳句検索も同じ人の作品だと思う)

小狸の尾にしてあそぶ力芝 飴山實 句集外

かき分けて子はなに探す力芝 飴山實 句集外

力芝しごきて肚のあつき日や 鷲谷七菜子 天鼓

道々の晴れつくしたる力芝 森澄雄

力芝よきむらさきの冬はじめ 森澄雄

力芝むしりて牧馬肥えにけり 阿波野青畝

その上に雲の浮きたる力芝 佐々木六戈 百韻反故 冬の皺

大仰な仕草して抜く力芝 高澤良一

外野より声のとびくる力芝 高澤良一

ほうほうとして逆光の力芝 高澤良一

 

力芝穂の輝いて聡汰君

 

八冠達成後の初防衛戦である竜王戦も4勝無敗で防衛、年内には防衛戦は他にで、100日以上藤井絶対時代がつづく。

次の王将戦を防衛すれば、タイトル戦20連覇の新記録保持者になる。

現在は大山康晴と並んで、19連覇。もちろん1位。