庄下川の右岸遊歩道の尽きるところ(あるいは発端部)の石段を登ったところ。
穂が長く垂れているのはアキノエノコログサの特徴を示す。葉の様態の説明ないし他のものとの違いなどは読み飛ばしているのでアキノエノコロかどうか自信はない。
- 狗尾草や翁が終の碑のほとり 三嶋隆英
- 握りしむ狗尾草の穂のぬくし 松下 義幸
- 狗尾草いたづら好きの童女かな 浦田 宏
- 天臺の金狗尾草の吹かれをり 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
- きらきらし狗尾草に尿のつぶ 佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨
- 狗尾草が寝墓磨きし風に枯る 貞好莞二
- みちのべの狗尾草も野分かな 鷹女
- 捨自転車狗尾草に沈みをり 舘岡沙緻
- 狗尾草や五七五七の似非和讃 沼尻巳津子
↑は庄下川の上流域での(両岸の)遊歩道が尽きるところ。ポンプ場からの排水時の受容能力の確保ないし歩行者の危険回避(下水道の溢水時期に出歩く人もいないだろうが)のためと勝手に解釈。画像奥に見える橋(道路)は新庄下橋。山手幹線建設時に造られたもの(と思う)。
左岸は土手道へ上がったところに寒椿の植え込みがあり、それを割ってタチアオイ
が数株育っている。合わせて10株程度だが群れ咲きになって見ごたえがある。
右岸の階段を上ると水門の対岸の植生が見える。
この草。背が高い。小さな黄色い花が咲いているようである。タガラシかどうか、これも自信なし。
これはケイヌビエに見える。
画像、真中の部分にはナガエツルノゲイトウ。
この株はカモジグサに見えるがよくわからない。
右岸から歩き出すと、ここで上に登って新庄下橋を渡り、左岸の遊歩道をさかのぼって家へ帰るのがいくつかる散歩コースの定番コース。往復4キロだが、いろいろ寄り道をするので
7000歩以上になる。
右岸の遊歩道の尽きるところを上へ上って、新庄下橋の方向かわず、西へ向かうと旧立花村役所跡、立花小学校、さらに小学校の北側を学校沿いに歩くと生島神社に出会う。
村役場のあった場所は現在は生島公園。もともとは立花小学校の敷地内であったよう。
塚口の駅周辺に昔から居があって、卒業校は立花小学校だという人は100歳。
立花第2尋常小学校の名で現在の塚口小学校が出来たのが昭和9年で、11年には上坂部
小学校が上坂部西公園(都市緑化植物園)の北側にできる。ただし出来たのは小学校の方が先かも。
上坂部小学校のHPから
尼崎・上坂部 地歴散歩 地域の歴史文化を語ります。
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